トトロ 現る?
関東の桜ピークは大方峠を越し、若葉が萌えている。
地面はずずっと花びらの絨毯。
踏みしめて進むより仕方が無い。
贅沢なのか? それとも無粋?
昨夜から降り始めた雨とともに気温はぐっと下がり、
コートの襟を立てたところで、
やっちまったかな?
はっきりと後悔がもたげはじめた。
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物事の計画するのに大切なのは
なにより自分の決意の気持ち。
天候とか諸条件をあれこれ見極めるのは、本筋ではない。
だから、今日は遠路、雨天承知で参拝を決行した。
来なくてもいいという理由で
神は参拝を邪魔することはない。
きっと、来るなら見守ってあげると、
いつだって気持ちを支えてくれる。
ヘンチクリンなこだわりを持つのは、
い・つ・もー
偏狭な自分のほうだ。
あいつだけは気に入らないからと、
アマテラス様が特定の個人に日差しを当ててやらないなんてこと、
このかた何十億年間もあったこと無い、たぶん、ゼーっタイ。
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セーター、持って来るんだった~
とはいえ、誰~もいない境内で
何の気兼ねなく参拝するのは、
間違いなく贅沢だぁね。
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【鹿島神宮】
「いさぎよき 御手洗河(みたらいかわ)の 流には
神も心を さぞすますらん」 鹿島神宮社列伝記
雨か晴れかにいらいらするものではない。
静かに自分の誠を守って居れ今のつらさの笑(わらい)となる時がくる。
御神籤引いてムフフ・・・
***
地面に足をつけていくことを目指しておきながら、
なかなかはかどらない理由は回りのせいではない。
わかってる・・・
なのに、
この間は、次々に押し寄せてくる執拗な障害に、
とうとう「あんまりだ」と噴火してしまった。
天は私の気持ちのありかを指差し、
今日の天気をかけて
それを放り出すんじゃないよ~ということらしい。
御神籤は100円という安さだ。
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社殿は修復中。
さらに今日は例祭の準備に神職があちこち動きまわり、
大鏡のお姿も無し。
そんなどたどた作業している殿中に向かって、
集中して手を合わせた。
雨は横殴り、風が舞う。
オーッ、サブー
先の震災で被災した人は
雪の舞う三月に
全身ずぶぬれで一晩を明かした。
人は時と共に、
他者の痛みを忘れる生き物----
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香取神宮奥宮は風で木々がゆれる。
帰り際、ペコリと挨拶したときも、
社の周りの木々がゴオーっとゆれた。
あれー?
これって奥宮様が反応したみたいな・・・
ならもう一度と、ペコリと頭を下げた、
その途端、
今度は傘に大粒の雨だれがバチバチバチッと当たった。
ウワッッッッ!
これトトロじゃないの。
***
これからの私が何か特別なことをやるというわけじゃない。
ホントに大切なのは、自分の気持ち。
今日は「東国三社めぐり」。
明日は明日のテーマだ。



