15年前の今日......
2005年9月7日は、
虎党にとって忘れられない日となりました。
ナゴヤドームでの一戦。
天王山決戦です。
落とした方が落ちる....
つまり、優勝を逃す
死に物狂いの大事な一戦でした。
この試合で
2つの誤審が起こりました。
2つとも阪神に不利な判定。
とうとう怒った岡田監督は、
グラウンドから選手を引き上げさせ
18分間の試合中断。
グラウンドに阪神選手が1人もいない
という異様な光景。
あわや没収試合か
...という謎の緊張感。
ようやく再開された試合、
流れは完全に中日。
9回裏....一死満塁
虎のサヨナラ負け度99%!!
久保田(ピッチャー)大ピーーーンチ!!
ってときに、
就任以来、初!!
監督がマウンドへやってきた!!
今でも覚えているんですけど、
岡田監督、
笑顔なんですよ。
あんなに緊迫した場面なのに
笑顔なんです。
のちに知ったのですけど、
岡やんは、このとき
「久保田!むちゃくちゃしたれ!!」
と言っていたそうで、
上記に貼った動画内でも
「打たれろ!負けても
お前の責任ちゃう。
責任はオレがとる!!」と。
普通こういうとき
選手に檄を飛ばし、
自分を信じろ!お前に全て任せた!的なことを
言いそうですけども、
あえて、
「打たれろ!」と言った。(カッコイイ)
そこからの久保田の投球は
凄まじかったです。
すべてストレート勝負。
監督のおかげで
開き直ることができ、
力みが取れたのだと思います。
結果、延長11回
1度目の誤審で涙をのんだ
中村豊のソロホームランで
虎が勝利しました。
そして、この試合で勢いがつき
この年、虎はリーグ優勝しました。
野球に興味のない方には、
なんのこっちゃなお話で
ごめんなさいなんですけども
なにが言いたいのかと言うと、
制限あるゲームはオモシロい
....ということです。
審判の判定は絶対。
誤審だろうがなんだろうが、
判定は覆らない、という制限。
この三次元世界、
地球人間ゲームも同様に。
今ではプロ野球に
【リクエスト制度】
というものが導入され、
微妙な判定において
監督がビデオ検証を求めることが
できるのです。
もし、
2005年にそれが導入されていたなら
ここまでの
ハラハラドキドキなドラマは
起こりませんでした。
あんなに熱く
エキサイティングした試合は観られなかった。
岡田監督就任以来、初!!という
マウンドでのあの笑顔を見ることはできなかった。
今となっては、
「アウトだ!いや、セーフだ!!」
と激しく争うことなく
ビデオでリプレイ検証すればいいのだから
その間、
おとなしく待ってるだけなんですよね。
わたしは、当時
テレビの前で固唾を呑んで
試合の行方を見守っていたのですが、
知人が現場にいて
レフトスタンドから
チャットばりのメールを
実況中継さながら送ってくれていました。
ナゴヤドーム中に響き渡る怒号の嵐。
まさに、
虎、吠える。
レフトスタンドの興奮の様は、
想像を絶するもので、
もし、
あの試合で負けていたら
『暴動になっていた』
と言っていました。
ゲームやドラマに
どっぷり入り込めるからこそ
熱くなって興奮できる。
それこそが醍醐味。
そして、
あのギリギリの絶体絶命からの勝利。
普通に勝利するよりも
喜びはひとしおです。
プロ野球ファンは、
誤審も含めて「野球」
と思っているところがあって
それさえも愛してきたのかもしれません。
振り返れば、
誤審あってのドラマが
たくさんたくさん生まれ、
泣いて笑って怒って
悔しい思いをして喜んできました。
2005年の今日、
2度の誤審をやらかした球審は、
まぁ〜なんていうか、
誤審で有名な方で、
『ジャンパイヤ』とも呼ばれていて
審判の名に
彼の名が出ていると、
ファンはゲンナリするんですよ。
まさに『悪役』『ヒール』ですよね。
(※ジャンパイヤとは、
読売[巨人]に有利な判定をする審判)
ヒールがいるからこそ
ドラマを楽しめる。
このヒール審判があの世に還り、
虎党も次々と
あの世に還りこの審判に出会ったら、
虎党は全員、このヒール審判に
お礼を言うと思います。
「わざわざ悪役を引き受けてくれて
ありがとう♪」と。
虎党「いや〜あの試合で
誤審してくれてありがとうございます。」
審判「あんな感じで良かったですか?
私、うまくできてました?
誤審判定って
とっても難しい技なんですよ〜」
....みたいなね。
____
今のわたしが、
2005年の今日にタイムスリップして
この試合を楽しめるかどうか
想像してみたんです。
結果、
ちょっとだけ楽しめる。
いや、
あまり楽しめない。
すこぶる楽しめないかもしれない。
起こるデキゴトを
『完璧だ』と思っているから
「審判ふざけるなーーーー!!」
となりそうな瞬間、
舞台から降りてしまいそうです。
舞台から降りてしまうので
入り込んでいるドラマから離れるため
「審判ふざけるなーー!!」
ってなれない。
というか、
もうハラハラドキドキしたくないんですね。
怒らせた相手も
怒っている自分も
スクリーンの中に映っている映像であり、
ドラマの中で演じている
ただの現象(映像)だと気づくのです。
「他者がこんなひどいことをした!!」
「わたしは悪くない!!」
「わたしが正しい」
「わたしは被害者だ!!」
というようなものすべてが
映像の中のものというか、
舞台の上で演じているお芝居だと気づくので、
イチ抜けた〜♪
と舞台から降りることができるのです。
舞台に乗ったまま
ドラマの中にどっぷりと入り込み
自分の意思で楽しもうと思ったら
楽しめるかもしれません。
野球などのスポーツ以外で、
おばけ屋敷とかカリブの海賊など
ありますけども、
あれがリアルな世界だと信じていたら
全然楽しめませんよね。
超〜!!怖いじゃないですか。
おばけの顔怖いし、
全身から血ぃ〜出てるし、
カリブの海賊は、
バンバン鉄砲撃ってくるし、
骸骨生きてるし。
本物に見えるけどリアルじゃない
と知っているから楽しめるんですよね。
この現実もそうだとしたら?
リアルに見えるけどリアルじゃない
と気づいていると、
意地悪してくる同僚が
撃ってくる銃に弾は入っていないし、
いつも怒っている顔の怖い上司は、
ただの作り物なゾンビだし、
毎回小言がうるさい人も
お岩さんが皿を
一枚〜二枚〜って数えてるだけだって
わかるから
ちょっぴり怖いけど
それを楽しみながらも
安心してるんですよね。
映画の中で
怖いシーンがあっても
映画の中だと知っているから
自分は安全な場所で
ドキドキすることができる。
心から大嫌いなあの人は、
自分のために
悪役を引き受けてくれていたとしたら.....
自分がまんまるに戻るために
自分の投影として
現れてくれたとしたら.......。
『この世界はゲームだよ』
と息子がなんども語りますが、
この三次元世界....
ルールや制限があるからオモシロい。
けれども、
そのゲームにどっぷりと
巻き込まれることなく、
自分で舞台から降りたり
舞台に戻ったりできますよね。
すべて自分で選択できますよね
ってお話でした。
_____
今季で藤川球児が引退。
できれば
優勝してほしい。
矢野ちゃんの胴上げが見たいです。
叶うことなら、
藤川、矢野のバッテリーが
また見たい。
今日は以上です。
ありがとうございました。

