息子が学校から帰ってくる。

 

マンションの共同玄関で

インターフォンを押したとき

モニターに映る息子の姿が

 

背伸びをして爪先立ちしなくても

よく映るようになった。

 

いつの間にか背が伸びた模様。

 

 

 

わたしの

「おかえり〜♪」という言葉に

 

モニターに向かって、大きな声で

「ただいま〜♪」と言う。

 

 

 

小学生になってから

ひとりで学校へ行き

遊びに出かけたりして

帰ってくるとき

 

 

息子がモニターに向かって

不機嫌に返事したことが

今までに一度たりともない。

 

毎度毎度ご機嫌さんに

「ただいま〜♪」と言って

帰ってくる。

 

 

家の玄関の扉を開けてからも

ご機嫌さんに

 

「ただいま〜♪」と言って

 

「ぴ〜ちゃ〜ん♡

朝振り〜〜〜♪会いたかった〜♪」と

 

 

朝以来の再会を祝して、乾杯!!

とばかりに

抱っこ要求してくる。

 

 

毎日毎日、この調子なので

 

洗濯物がそのまんまなんですけど....とか、

夕飯準備の途中なんですけど...とか、

お風呂の掃除がまだなんですけど...

とかとか、

 

お母さんあるあるを持ち出して

 

30秒くらいの抱擁で

息子から離れることも多い。

 

 

すると息子が、

 

「ダイヤくんの充電、今....

10パーしかないよ!抱っこしないと

充電切れちゃうよ〜〜」

 

と母を充電器扱いするようになった。

 

 

 

 

そんな息子が

 

先日、帰宅したとき

 

「ぴ〜ちゃ〜〜ん!ダイヤくんの充電

0パーになりそう!!

慰めて〜〜慰めて〜〜抱っこして〜」

 

と言って玄関に入ってきたのです。

 

 

何があったのかというと

 

学校の放課後預かりサービスで

(学童的なもの)

 

「ごっこ」遊びをしていたとき、

 

 

 

あるお友達が

 

「世界征服してやる〜〜!」

 

と叫んだのだそうです。

 

 

それを聞いた瞬間、

 

「ダイヤくん、心の中がザワザワして

ドキドキしてカラダが寒くなっちゃったの。

早く帰って、ぴ〜ちゃんに慰めて貰わなきゃ!

って急いで帰ってきたの。」

 

という。

 

 

カラダが寒くなったとは、

 

P「鳥肌が立ったんだね」

 

と言ったら

 

我が息子、鳥肌のこと

知りませんでした。

 

もしかしたら、

初体験だったのかもしれません。

 

 

息子

「ぴ〜ちゃんに抱っこしてもらって

元気モリモリパワーアップした〜〜♪

ありがとう〜〜〜〜♡」

 

 

 

あ〜あ、なんだろう、

この純粋でキレイすぎるヒトは。

 

 

もうお母さんあるあるを

持ち出すのはやめよう、

と決めて

 

今は、

充電完了するまで

大人しく

抱っこするようになりました。

 

というか、

 

わたしの方が充電してもらって

いるのかもしれません。

 

 

 

 

でもいつの間にか、

息子の充電完了数値が

100%から200に拡張されているので

 

なかなか家事ができない状況が

続いているんですけども。

 

 

 

わたしは、

今ままで生きてきて

 

これほどまでに毎瞬

「ご機嫌さん」で生きている人間に

 

出会ったことがありません。

 

 

 

一緒に暮らしている母親が

いくら不機嫌であっても

全く影響されないのです。

 

 

 

 

過去記事でも

 

なぜ?この子は

毎瞬、ご機嫌さんなのだろうと

書いたことがあり、

 

まじまじと彼を観察していると、

 

あ〜!ずっと!

 

レインボーの鍵が入っているからだ!!

レインボーの鍵が外れていないんだ!!

 

との見解に至ったのですが、

 

 

最近、よくよく観察していると

 

彼のご機嫌さんたる所以は、

 

 

 

「今に在る」

 

 

 

ことだと判明いたしました。

 

 

「いま」からズレないんです。

 

 

 

息子は、

 

「いま」を否定しない。

「いま」に抵抗しない。

「いま」と闘わない。

「いま」をあるがままに受け入れている。

 

 

 

彼の根底にある

 

「いま」と仲良くする、ことが

 

ご機嫌さんに生きることだと

わかりました。

 

 

▼▼▼

 

 

『今』この瞬間、

『今』に抵抗せず、闘わなければ

 

激しく抵抗したくなるような現象は

起こらないし

闘わねばならない現象も起こらない。

 

 

だから、

『今』と仲良くする。

 

 

 

 

先日の

「自然現象」発言もそうですが.....

 

▼▼▼

 

 

わたしがこの世で

一番尊敬しているのは

 

我が息子かもしれない。

 

 

息子のようになりたい、と

 

心から憧れています。

 

 

我が子は師。

 

 

 

 

きっとそれは

わたしだけではなく

 

我が子を師、

と思っている親御さんは

多くいらっしゃるのだと思います。

 

 

自由すぎる子を持つ親御さんには

「こんな風に自由に生きたい」望みを

持っていいと教えてくれているし、

 

感情の起伏が激しい子を持つ親御さんには

「感情に善悪はなく感情を表に出していい」

と教えてくれている。

 

 

わがままなフリをして見せて

「もっとわがままに生きていい」

と伝えてくれている。

 

 

 

なんだろな。

 

宇宙、ハンパないですね。

 

 

 

 

 

わたしは、彼から

 

「今に在れ!!」

 

と存在ごとで示されています。

 

 

あ〜そうか、

 

彼の別名は、

 

「イマオくん」だったな。

 

 

今日は以上です。

ありがとうございました。