
「お腹いっぱい♪」とか「お腹苦しくてもう食べられない。」
ってよく聞きますが、
そういえばワタクシ、その感覚がイマイチよく分からない。
「お腹いっぱい」になったことがない気が致します。
苦しくてもう食べられない!という状態がない。
食べろ!と言われたらいつでも食べられますが
いらないから食べない。
胃の中はいつもある程度の隙間が存在しています。
胃の中がパンパンてどういう状態なのでしょうか。
前にも書いたことがありますが、
子供は、
本能で腹八分目が分かっている
優秀な生き物だそうです。
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★
本当にその通りだと思います。
息子が「もういらない。ごちそうさまする。」
と言ったら
「あと一口食べろや!
」
といくら心の中で思ってもグーーーーーッと我慢するようにしています。
だから予め食卓に出す量は少なめに見積もっているつもりです。
私にはちょっとしたトラウマがあります。
高校生の頃、部活の夏の合宿がありました。
私はバスケ部所属。
その合宿では
来なくていいのに、必ずOGが料理を作りにくるしきたりがあります。
そして、
パーティーかよっ!!な
とんでもない大量の料理を作り後輩に食べさせるのです。
全て残さず食べなければならない。
拷問である。イジメである。暴力である。
これが毎年恒例、鬼合宿のシゴキのはじまりなのであります。
自分達も拷問のように大量の料理を食べさせられた上に
厳しい練習をしてシゴカレてきた。
これは我が部の習わし。
思う存分食べてもらうわよーーー♪見てらっしゃーーい♪うふふふふ♪
っていう先輩達の笑顔がマジで怖かったです。
食べものは暴力になる
と生まれてはじめて実感した瞬間でした。
食べものに感謝しろ!作った人に感謝しろ!だと?
できるわけあるかーーーーーーっ!!
それは、
「美味しかった♡」「満足♡」「幸せ♡」
という気持ちが土台になければできるはずがない。
拷問を受けてから感謝などできない。
食べるモノは選べなくとも食べる量は自分で決めたい。自分が決めていい。
そう強く思ったのでした。
我が母の話だと、あまりのバカらしさに
私はOGになっても料理を作りに行かなかったらしい。
私の代でそのアホな習わしはなくしたのかもしれない。
——そうはいっても
息子に対してうっかり先輩風吹かしてしまうことがあります。
「もうちょっと食べられるよね?」「残さないで」
これは息子が悪いのではない。
私が盛った量が息子の胃と合わなかっただけなのである。
おーーーーーっと!先輩みたいなことやっちまった。
とすぐに反省し
「いいよ、ごちそうさんして♪」と言い直す。
食事は、
「美味しかったーー♪幸せーー♪」
で〆なければ意味がないと思っています。
今まで食べていたものを急に「これいらない。」とか言われると

ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええーーーーーーっ!
・・ってイチイチなりますけど、
「う、うんわかった。。。。
」とイジケながらも素直に受け入れています。
食べる量は、自分で決めていい。
まさかあの鬼合宿が
子育てに役立つとはw
今こそ!バスケ部の先輩方に心から感謝しようと思う。
ということで、今日もありがとうございました。