息子を公園に放牧した後、スーパーへ行きました。
散々暴れた息子は
「お腹すいた」と10秒に1度の割合で言っていたかと思いきや!
いつのまにやら美味しい香りのする
試食コーナーのおばちゃんの目の前に立っていた。
そのコーナーではステーキソースの食べ比べができるらしい。
どちらが美味しいか皆さんシールを貼って投票されておりました。
「ぴ~ちゃん♡食べていい?
」「お母さん、アレルギーない?この子に食べさせていい?」
うん、そうね・・最近の試食販売はアレルギーのことちゃんと聞くのね。
サイコロ状にカットされたお肉(牛?)、ソース2種類とも食した息子。
「おいしい~~~♡」大げさに絶賛する息子。
当然お買い求め頂けますよね?的なおばちゃん。
もちろん買わないのですけど、
息子があまりにも興奮して「美味しい♡美味しい♡」
言ってるんですけど・・これ、

・・空腹スパイスですからね。

「空腹」こそが最高の調味料ってやつですからね。
なんちゃってベジータな我々、
息子は給食では出されたお肉を残さず頂きます。
たまに出る鶏の唐揚げは大好きだそうです。
保育園での食事はほぼ豚肉、たまに鶏肉といった感じで
牛さんは見たことがない気が致します。(献立表
こんなに美味しい美味しい言われちゃうと、なんていうんですかね
これを本当の牛さんだと思われては困る!!

いやマジでこれホンモノの牛さんでした??的な。
妙にへんてこりんな無駄な正義感みたいなもんがムクムクしちゃうんですよね。
元、牛さんの大ファンであり、
牛さんに散々貢ぎまくったワタクシの中の何かが黙っていられないっていうか。
そんなに牛さんを食べたかったら一度食べさせてやる!!的なw
結果、
実家に丸投げしたんですけどね。
「すき焼き食べさせてやって欲しいです。もちろん和牛。」
ワタクシは、牛さんを欲しないので頂きません。
どういう訳か友達的立ち位置になってしまいましたしねw⇒★
実家ですき焼きを頂いた息子。
美味しかったらしいのだが、それ程の感動が伝わってこなかったという。

先日もハンバーガーを食べてみたいとおっしゃるので、
生まれて初めてバーガーデビューさせたんですよね。(イチゴ狩りの時)
友人に
「初めて食べるの?子供にハッ◯ーセット強請られたことなかったの?」
と大変大変!驚かれましたけども。
そのハンバーガーは国産野菜にこだわっているらしく私も初めて見たお店。
結果、
息子は三口くらいしか食べられなかったw
「◯◯くん、お肉は鶏さんがいい♡。」
息子が幼き頃からお肉であれば鶏料理しかしたことがなかったので
彼の味覚はそうなってしまったのかな。
それでも先日のお花見のとき彼はこれを食べていた。

なんだっけ?これ。名前忘れましたw
ケチャップかけた方が断然美味しいやつ。
ケチャップをお願いしたらマスタードも一緒に出ちゃうやつだったので却下。
彼はこれを見つけると必ず食べたいと言う。
私もちーちゃい頃好きでした。
外食のとき、彼は決して「美味しくない」と言わないんですよ。
これ、私のせいかもしれんのです。
私は席を外していたのですが、ハンバーガーを一口食べて彼は
「美味しい」と言ったそうです。
自分の口に合わなくても周りに気を遣って「美味しい」とか言っちゃうんですよ。
「美味しい」と言いながら全く食がすすまないからすぐ分かるのですけど。
「美味しくない」ということ、もしかしたら
私が言わせないようにしちゃったのかもしれないな。
あぁ・・・イカンイカン。ちょっと可哀想なことしちゃったかもしれん。
美味しくないのに「美味しい」だなんて、
まさに、笑いたくないのに笑うとか泣きたいのに泣けないみたいな
・・己の「好き」「嫌い」さえも分からなくなるような、
そんな不感症人間にしてしまいかねない。
本音を言えなくなる辛さをよく知っている私が我が子にそうさせている。
きゃーーーーーー!!
マジで怖い。こ~~わいよ~~~!!
気付いて良かった♡
自分の口に合わないものは無理して食べなくていいんだよ。
食べたいものを美味しく食べるんだよ。
息子の純粋な感覚が麻痺しないうちに
しばし彼の欲求に忠実に従ってみる所存。
しばし彼の欲求に忠実に従ってみる所存。
食べたいものを食べるのが幸せだ。


