
お盆に入る大分前だったと思う。
雨が止まなかったので
室内放置。
——我が息子は
ちーちゃい頃から
人見知りで場所見知り、
激しく
見知り系男子な子供でした。
ワシがありったけの勇気を振り絞り
勢いづけて公園へ出掛けるも
彼は一切、私から離れない。
大勢のお子様が元気よく遊んでいる場に
入っていくことが出来ない。
彼曰く
「恥ずかしい」のだそうだ。
よって、
誰もいない草むらの方で地味に枝を拾ったり
石をポケットに詰めたり
ひたすら砂をいじったり
蟻さんを眺めたり
気持ち悪いものを投げてみたり、
また拾ってみたり
という彼にとっては極上な遊びをひっそりとしていた日々。
まさか、
こんなに大胆に遊べるようになっていたとは!
保育園に通っているので
知っているお子様とは普通に遊べる。
わんぱく過ぎる程に自由に遊べる。
彼が、誰も知らない子供達の中へ
なんの躊躇もなく
自ら入ってゆく姿。
もしかしたら
ワシ、初めて見たのかもしれない。(軽く感動

おばあちゃんが息子を
児童館なりそういった場所へ
連れていってくれるのですが
なんと!息子は、
誰とでもすぐ仲良くなれるそうで
知らない子供達の中へ入っても
すぐに馴染むらしい。
その能力は凄いわよ!と言っていた。
こういうことだったのか。
私から離れられず
地味に石や枝を拾っている息子のイメージが
あまりにも強すぎて
彼の才能(?)www
・・に気付いてやれませんでした。
そして、
彼の才能wをまざまざと見せつけられた瞬間。
なんと!彼は、
女子をナンパしはじめたのだ!
皆が元気に飛んだり跳ねたり
キャーキャーワーワー言いながら
無邪気に遊んでいるわけなんですよ。
そんな無邪気さをよそに
端の方で女子が二人座っていました。
女子会最年少って感じですかね。
「私ら、もうガキじゃないのよね。
こんなのもうとっくに卒業なの。
無邪気に遊べるほどもう子供じゃないの。」
と言わんばかりに
端っこでかったるそうに座り込んでいるんですよね。
指先に髪の毛をくるくる巻き付けたりしながら。
この中で
座っている子供なんて彼女達二人だけです。
そういうの
目ざとく見付けちゃうんでしょうか。
するするする~っと寄って行き
何やら話しかけて
目の前でいきなりでんぐり返し!!
『どうだ!!俺様のでんぐり返しは!!』
そんなアプローチを何度か繰り返した結果、
思いっきり彼女達と仲良くなっておりました。
息子よ・・
おぬし、ナニモノ。
保育園で何人もの彼女(?)がいる理由が
この瞬間に分かった気が致しました。
——息子は、
私の知らない息子の人生を
自分の力で歩んでいっているのだな。
大げさなんですけど
そんな風に思いましたよね。
こんな見知り系男子で大丈夫かな。
大丈夫でした。
今は、
こんなに恐がりさんで大丈夫かな。
大丈夫なんでしょうな
・・です。
彼は彼なりに
これからも彼の人生を歩んでいくようです。
彼に幸多かれ!!
ということで、今日もありがとうございました。
(参加しております。)
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