『糖尿の気があるらしい。』


はい、これ40代半ばの独身女性からいきなり発表されました。


『今度こそ!真剣にダイエット頑張る!』



そうですか~がんばってください(棒読み)



ワタクシ、もうこの時点で会話を強制終了しているつもりです。

何度か聞いたことのあるセリフ・・。


それなのに、彼女のダイエットスピーチを延々と聞かされるハメになる。


食べていないのに太る。

ウン百万かけてるエステも仕事が忙しくて中々行けない。

野菜も積極的に摂っている。

運動はしたくない。

 
あとは何だ?忘れてしまった。


そうですね、適正体重になることはとても大切だと思います。

⇒”適正体重を”


上の空で聞いていた話、

食べていないのに太る


これには大いに反応してしまったワシ。


確かに、彼女は人前ではほとんど食べない。

小鳥ちゃんかよっ!というツッコミを毎秒入れたいくらいの小食だ。

食べていないのに太るはずがない。

ひとりになった時に、もの凄い量を食べているに違いない。


しかし、それは彼女自身も気が付いていないように思う。

無意識の領域。

その為に、彼女は『自分は食べていない』と心の底から信じている。

自分がどれほど食べているのか全く把握していないのだろう。

いや?きっと真実を見るのが怖いのかもしれない。


『どうして?あなたは太らないの?』



この質問、
どうしてその歳で、ド中年のくせに、酒呑みのくせに太らないの?

が正解なのでありますが、


答えは、

自分の身体に入ってくる食べものを把握しているから
・・です。


「食べたモノ、飲んだもの、頑張ってやってみた運動、これら全てを余すことなく記録してみてはどうでしょう。」


彼女は、
『あ~レコーディングダイエットね。知ってるわ、やったけど続かなかったの。』
と言う。


レコーディングだか何だかは知らないが、

彼女は自分の身体に入ってくるものを何ひとつ把握していない。

きっと無意識に何でもかんでも食べている。

それか食べたことを自分に都合良く忘れている

(気持ちはよ~く分かるのだ。なぜなら、
ワシだって酒の量を自分に都合良く忘れてしまうからだ。)

彼女自身のことなのに彼女は
自分の真実を知らない。

(ま~自分のことは一番見えにくいものでありますがね)


とにかく入ってくるもの全てを記録する。

ただ、メモすればよい、ただそれだけ。(ちなみに私はメモしていません)


これは、真実を知るための行為。


彼女が彼女自身を騙して欺いていたという真実を知る行為。



書く時間がないだの、続くはずがないだの

ごにょごにょほざいておりましたが

四の五の言わずにちゃっちゃとやれやーー!

ほっぺたパンパンする。エアーで。


後日、電話口から激しく落ち込んだ彼女の声が聞こえてきた。

『すごい食べてた・・知らなかった。』と。


自分のことだからこそ分からないことってありますな。

自分自身を自分が騙してしまうことも多々ありますな。

真実を知りたくないが為に、真実を見たくないが為に

自分自身を欺いてしまうことも大いにありますな。




『なに?そんな冷たい言い方しなくても・・』

息子とふたりきりの暮らし、

自分がどんだけ冷たい口調で受け答えしているのか

母親に言われるまで全く気付かなかったりする。


私は子供をそんなに怒っていないと思う。

私は、子供にそこまで厳しくしてないと思う。


ワシこそ真実を知らなかったりする。

己を騙し、欺いているのは・・まさにw。


一日中、隠しカメラを設置するかなw。


いや、カメラなんぞなくても

このお方を見ていれば自分がどんな態度でいるかが

鏡を見るように鮮明によく分かる。


IMG_9009.JPG

子は鏡なり。

己を知りたくば子を見よ。


ということで、今日もありがとうございました。

(ぬあんだっ!その言い草はぁ~!と怒り爆発しているとそれは、まさにワシの口調そのもの。鏡以外のナニものでもない。ランキングに参加しとります。)