どうでもよいですが
私は、祖母のお味噌汁が大好きでした。
私がまだちーちゃかった頃(小学生だったと思う)
初めて祖母のお味噌汁を飲んだ時、
かなりの旨さに気絶しそうになったことを覚えています。
ワタクシは、あまり過去の記憶がありません。⇒”記憶のない過去”
ですが、旨いもの。
これは何故か忘れない。
祖母のお味噌汁は、とにかく具だくさんでした。
そして、出汁は煮干し。
とにかく旨い!ハンパなく旨い!
ばーちゃんの家に行くのは年に1回程度?だったと思う。
そして、私が高校生の頃にまだ若いのに亡くなったので
ばーちゃんの旨すぎる味噌汁を食べられたのは、
今思うと数回程度だったというわけです。
私は、ばーちゃんの旨すぎる味噌汁の味がどうしても忘れられず
何度も味の再現を試みました。(20代の頃)
煮干しが違うのか??味噌が違うのか??
煮干しは色々な産地の色々なものを試してはみたものの、
全く!近づけず、かすりもしない
という感じでした。
それからはもう祖母の旨すぎる味噌汁への果てしない探求は諦めていました。
煮干しの味噌汁は作らなくなり、市販のだしパックで出汁をとったりしていました。
もう一生!あの味には出会えないと思っていました。
ですが
やったぜ!!コノヤローーーーー!!!!
なんと!!祖母の旨すぎる味噌汁
・・再現成功したのです!!
先日、煮干しで出汁をとったあとの出汁がらの使い道に困っておると書いたのですが
(佃煮も大量に作りすぎたし)
もうこれ以上!煮干しの出汁がらが増えてゆくのに耐えられず、
そのまま
もうそのままぶっ込んだまま!!煮込んじまえばいいさと。
煮干しもちーーちゃいモノだし、頭とハラワタ取ったりすんのメンドクセーーーや!!
ってなもんで
一晩水につけて、そのまま野菜とともに煮込んだったんです。
沸騰しても煮干しを取り出さず、放置。
もう一緒に喰っちまいな!!(煮干し)
ってなもんで出来上がった雑な味噌汁。
こ・こ・これがぁー!!
ばーちゃんの味噌汁や~!!
ウマーーー♡
なんと!頭取ったり、ハラワタ取ったり、
沸騰して2~3分で取り出すとか灰汁とるとか面倒なこと
一切!ド無視。
そうだったのか♡ばーちゃん♡
そういった面倒なことを全て!こなした出汁はたしかにとってもキレイで上品なお味。
ですが、この全て!ド無視した出汁。
これがもう~なんちゅーのかな。
出汁だしした味!煮干しぼしぼしした味?
濃い!濃い!濃厚!
たまたま取り寄せた煮干しがぴったしカンカンだったのかもしれないが、
この雑な作り方があの味だったとはな。
煮干しの処理に困ってて良かったよね。
何故か息子もこの雑な味噌汁にしてから食い付きがいい。
『お~いしい♪』とキレイに食べてくれる。
どうやら、息子も私のばーちゃんの味噌汁が
息子にしてみたらひいばあちゃんの味噌汁が最高らしい。
今後、
味噌汁といったら曾祖母ちゃんの!!となるであろうと思う。
そう考えると、やはり食事ってスゲーーーーーーーーーーーよね!!!
ばーちゃんが亡くなっても私の中にしつこくしつこく残っていた味噌汁の味。
決して忘れることができなかったあの味。
これが、なんちゅーか・・・その・・・言うのがちょっぴりコッ恥ずかしいが、
その〜〜
ばーちゃんの魂は私の中にちゃんとあるのだなと。
やっぱり食べるものって凄い!!
ばーちゃんは、息子に会ったことはないけれど
この旨すぎる味噌汁をひいばあちゃんの味として、
しっかり息子に伝えていこうと思う。
いやいやいや、繋がる縁っていうか。
そんなことを考えてたら
夜も眠れんわーーーーー!!不思議すぎてコノヤローーーーー!!
(宇宙規模的なテーマ)
すっかり美味しい出汁として全身から全て旨味を持っていかれた魚。
息子に当然のごとく分解される。
ナイフでイチイチ切って喰うの巻。
忘れられない味。
これは、だいたい
今現在、
決して!食べることが出来ないもの。
であるようなきがする。
(亡くなった方が作ってくれた旨いものだったり、閉店してしまったお店で食べた旨いものなど)
将来、息子がどうしても忘れられない味として
ワタクシがこの世を去ったあとにも
しつこくしつこく息子のカラダにへばりつくように
日々、せっせと飯炊きかーちゃんしていく所存であります。
(執着がハンパない母であります。)
ということで、今日もありがとうございました。
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