ひと昔前の日本語(?)を叫ぶリーを先頭に、拒否る達也を引きずる和樹、最後に眼鏡をクイッと押し上げて無駄にカッコつける理人と続き、4人は騒がしく部室を後にした。

『…………』

「お、オレたちはどうする?」

「どうするってそりゃ…」

「着いていこうぜ」

「でも大勢で行ったら目立つだろ」

 残った部員たちがざわざわしだす。

「よし、オレは行くからな!」

「あっ、おい…」

 そのうちの一人が勝手に飛び出し、部室を出ようとドアを開けた瞬間―――

「よう」

 ドアの外に立っていたのは、いかつい大男だった。

「アッ、桐谷先輩…」

「お、お疲れさまです…」

 部員たちは反射的に挨拶する。