「相変わらず元気だねー君たち」

「ところで、文人さんは何でここに?」

 もう帰ったと思っていた文人がなぜまた部室へ来たのか、達也は尋ねる。

「あ、そうそう忘れてた。監督が桐谷を呼んでるから探しに来たんだ」

「マジっすか!じゃあオレ行ってきます!お疲れっしたー!!」

「おつかれさーん」

 ドドドド…と大きな足音を立てて去っていく桐谷を文人は暢気に、達也とリーはポカーンとしながら見送った。

「二人はもう帰んの?」

「あっはい、これから…」

「そー…ところでさ」

 それはもうナチュラルに文人は聞いてきた。

「オレとあいつの昔話、聞いてみてどうだった?」

(この人ばっちり聞いてんじゃねーか!!!)

 達也、本日n回目の心のツッコミだった。