いつまでたってもモダモダしている桐谷に、文人はため息をついてもう一度先輩たちを見る。

「しょうがない。桐谷の代わりにオレが命令するか」

 それを聞いて、先輩たちは息をのむ。

「お前ら全員、桐谷君に土下座しなさい」

「「「「「えええええええええええ!?!?」」」」」

 命令が下されると、先輩たちに交じってなぜか桐谷まで大声で叫んだ。

「どっ、どどど土下座!!?」

「いやなんでお前がびっくりしてんの」

 天然ボケ文人の貴重なツッコミをいただいた。

 じゃなくて。

「い、いくらクソッタレな人たちでも、先輩に土下座させるなんて…」

「今本音が出たね」

「そ、そうっすよ!オレら先輩だから後輩相手に…」