30分後―――

「ア゛――――――――——ッ!!!!」

「うるさい」

「だって全然すくえねーヨ!!!」

 金魚すくいの店にやってきた達也は、実際にすくってお手本を見せるが、リーは全くコツを掴めず何度も失敗している。

 ちなみに和樹は飽きてどこかへ行ってしまった。つくづく自由な奴だ。

「中国には金魚すくいないのか?」

「あるけどポイじゃなくて網だっタ」

「あー…」

 確かにそれなら、リーには日本の金魚すくいは難しいだろう。

「モー一回!」

「いやもうやめとけ」

「なんでだヨ!!“3台目の掃除機”って言うだロ!?」

「それを言うなら“3度目の正直”だ。しかも3度どころか10回近く失敗してるし」