悪びれることなくへらへら笑う幼馴染をぶったたいてやりたくなった。

「理人…」

「あ、あっちにクレープ売ってる」

「おい待てオレを置いていくな!!」

 思わず理人に助けを求めようとした達也だが、わざとらしく口実をつけられあっさり見捨てられてしまう。すたすたと早歩きで去っていく背中に、達也は恨めしそうに叫んだ。

「達也ー」

「金魚すくイー」

 和樹とリー。悪意0%の迷惑男2人に迫られては、もう達也に逃げ場はない。

「あぁ~、もうわかったよ!!教えてやるから!!」

「「わーい!!」」

 しぶしぶそう言えば2人は小学生のように喜ぶ。無邪気な様子が逆にムカついたので、達也が和樹の肘をさりげなくつねると「痛い!!」と叫ばれた。少しすっきりした。