「こいつら本当に大学生かな…」
「オレもわからなくなってきた…」
理人と達也が遠い目でやりとりした。ぶっちゃけもう他人のふりをしたい。
「とはいえせっかくだから腹ごしらえくらいはするか」
「えっ、ちょ、切り替え早っ!?」
そう思ったそばから理人の腹が音を立て、焼きそばの屋台の方へすたすたと歩いて行く。とてもついさっきまで死んだ目をしていたとは思えない彼の行動の早さに、達也はもはやついていけなかった。
「ほれ、お前の分」
「いや買ってくるのも早ぇ!…って、え?オレの…?」
「奢ってやる。あの二人のせいでメンタルが疲れてそうだからな」
「お前のせいでもあるんだけどな…でも、まあ、ありがたくもらっとく」
達也は苦笑しつつ焼きそばを受け取った。
