和樹とリーが騒がしくしても、達也は全くの無反応だ。

「おい理人、なんとかしろよ!」

「……無理」

 一人だけ倒れていない理人に淡い期待を込めて視線を送るが、彼もまたその眼鏡の奥、青緑色の瞳が完全に死んでいた。

チ―――ン

 という効果音が彼らの脳内に響く。

 夕飯時まで達也の体力が回復するのに、結構待つことになったのだった。

***

 翌日―――

「今日は合宿最終日。今から出発まで自由行動だが、くれぐれも羽目を外すなよ」

 監督の話が終わるのを、そわそわしながら待つ部員たち。

「はしゃぎすぎたやつは…帰ってペナルティだからな」

 その言葉に彼らは震え上がった。