『葛城が女子を痴漢から助けるために、ヤクザと腕相撲して圧勝したって!!』
そしてたまたまベランダにいた達也がそれを聞いて、あとは知ってのとおりだ。
「…オレよくアホって言われるけどわかった。文人さんとこですげー情報がねじ曲がってる!!!」
ヤンキーとヤクザって「ヤ」しか合ってねーよ、と和樹は頭を抱えて崩れ落ちた。
「そうだったのか…あの人は天然なとこがあるからな」
「いや天然じゃないお前と理人でもそこそこのゴメンがあったぞ」
「それを言うなら語弊だし使い方もたぶん間違ってる」
ツッコんだら逆にツッコみ返された。地味に悔しい。
ともあれその日はさっさと寝ることにした和樹だが、翌日大学へ行くと同じようなうわさをされる展開が待っているのだった。
