男子大学生が鳥類と喧嘩するという、なんとも滑稽な図が出来上がっていた。

「…プッ」

「くはは…っ!」

 その様子を見た文人と理人はつい笑ってしまい、いつの間にか兄弟喧嘩も収まった。

「笑わないでくださいよ!」

 喧嘩の仲裁に成功したのはよかったが、その原因が自分の醜態という事実に、達也はかなり複雑な心境だった。

「っはは、ごめんごめん…」

「とりあえず朝メシ食おうぜ」

「アサメシー♪」

「はぁ…」

 そういえば結局何も食べていない。空腹が満たされれば多少のイライラも解消するだろうと、達也はため息をつきながら人んちの朝食をいただくことにした。

 そして午後、バイトから戻って一連の出来事を知った和樹に同情されることとなる。