「あ、こんばんはー」

 そこには隣の部屋にいるはずの理人が、なぜか片手で持ったケーキを食べながらあぐらをかいていた。

「こんばんはー、じゃねえよ!!」

「そうだ!挨拶はさっきしただろーが!!」

「そこじゃねえよ!!!」

 達也がツッコんだそばから和樹がボケをかまして、もう一度ツッコむ羽目になる。

「お前なんでここにいるんだよ!?」

「フツーにベランダから鍵開けて入ってきた」

「どうやって!?」

「理人くん、こういうの不法侵入っていうんだぞ、知ってる?」

 一周回って冷静になった達也が遠い目をして理人に諭す。実はこの不法侵入事件、今回が初めてではないのだった。

「そんなことよりケーキ食おうぜ。腹減ってるんだろ?」

「話をそらすな「いいのか!?」和樹…」