「レポートお疲れ、理人!一緒に食おう!」

「ヤだよ、仲良し兄弟キモいって思われんじゃん!!」

「えぇ~、そんなぁ~!」

 そんな兄弟のやり取りをほほ笑ましげに見てから、達也はハッとした。

「やべ、オレも学食いかないと!」

「葛城が先に食ってるかもな」

「行ってきます!」

「行ってらっしゃーい」

 食堂へダッシュする達也を、東雲兄弟は暢気に手を振りながら見送った。

***

「お、遅かったじゃねえか達也」

 達也が食堂に着くころ、案の定和樹は先にコロッケ丼を注文して咀嚼していた。

「お前まーた先に食ってるな」

「おめーが遅せーのが悪いんじゃん」

 もぐもぐと口を動かし、まったく悪びれずに和樹は言う。