新しいこと | ピアサポートよこはま

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私が今、思うこと vol.105

 

 

コロナで 例年とは随分違う夏になりました。 暑い中でのマスクで 気が晴れないことも多いです。けれど、少し目をあげると 今まで思いもしなかった新しいことが、身近になっているのに気づいたりしませんか?例えば 私の場合は Zoomと そこから広がる ネットの中の新しい繋がりということになるかと思います。また オンラインセミナーなどを通じて 情報に接しやすくなりました。

 

そんな中で、私には今 気になっている 新しいこと が一つあります。「患者提案型医師主導治験」KISEKI試験 というものです。7月9日にプレスセミナーが行われましたからご存知の方も多いかと思います。動画も公開されています。2年近くの時間をかけて準備が進められ、この8月後半にいよいよ治験が始まるようです。肺がん患者の会ワンステップのホームページで 詳しいことを見ることができます。ぜひご覧になってみてください。

[https://www.lung-onestep.com](https://www.lung-onestep.com/)

 

治験は 製薬会社か医師が 主体である事が普通です。患者の参加がなければ、成立しない治験というものを 一般的に私たちは、どこか遠いもの 研究者の世界のものと 思ってしまっているのではないでしょうか。

 

KISEKI試験は2018年11月に肺がん患者の会ワンステップ理事長の長谷川一男さんが 西日本がん研究機構理事長の中川和彦先生に 「患者会がお金を集めたら治験をやってもらえるのですか」と「覚悟を持って」聞いたところから 始まります。「医療者や製薬企業が医療の発展のために動いてくれているのに、患者は待っているだけでいいのかと」思っていたと、長谷川さんは述べておられます。中川先生は この治験は「患者のニーズの解決」のためのもので、「医師と製薬会社がPatient First の原点に立ち返る転機」となるものだ と述べておられます。

 

ここに来るまでとても大変だったけれど、今まで行われたどの治験も、やはり 同じように大変だったのだろうと気づいたという言葉が印象的でした。関心を持ちつづけたいとおもいます。

 

ピアサポーターひ

 

KISEKI=奇跡=軌跡

 

 

 

8月のZoom相談
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