「命を救いたい」という思いを感じながら。 | ピアサポートよこはま

ピアサポートよこはま

がん患者さんの不安・悩みを、がん体験者がサポートします。

第17回日本臨床腫瘍学会学術集会が7月18日〜20日京都で開催されました。ピアサポートよこはまからは4人のサポーターが参加しました。
テーマは「がんゲノム診療 元年」
5月にパネル検査が保険収載となり遺伝子レベルの治療が開始かという期待もありました。しかし、検査結果を精査し治療方針を決めるエキスパートパネルの不足、さらに治療薬の開発はまだまだという現状を知りました。私自身の20年の患者体験では殺細胞性抗がん剤→分子標的薬→免疫治療→遺伝子パネルという新しい治療法が発表されるたびに期待、希望が湧き上がりました。患者にとって選択肢が増えることはとても大切です。それに伴い患者を取り巻くコミュニケーションサークルはどんどん大きくなり、情報を得ること、選択をすること、決断をすることが増えてきていると思います。そしてこの学会に出るたびに医療者の方の熱意と患者の命を救いたいという思いの熱さに心が震えます。
祇園祭も後祭、学びをサポーター全員とシェアしながらピアサポートよこはまは鉾の速度でゆっくり丁寧に皆さまのお話しを伺いともに進んでいきたいものと思いました。