病気のこと話せる人はいますか | ピアサポートよこはま

ピアサポートよこはま

がん患者さんの不安・悩みを、がん体験者がサポートします。

がんになってから 10年ほどが経ちました。ピアサポーターの活動をしていますが私自身は あまり相談に行ったり
患者会に参加した経験はありません。

知らなかったということもありますが 相談するというアイデアそのものがなかったためだと思います。
自分で調べて主治医に質問する。それ以上のことがあることも思いつかなかったのです。

今 私は、多くの情報に接することができ、病院や医療者だけでなく 様々な立場の人々が 様々な形で 手を差し伸べている様子を 知るようになりました。
10年前の私に 伝えてあげたらどんなに ホッとしただろうと思うことが多いのです。

 がんと診断されたばかりの人に、かける言葉は難しいものです。そのなかで 大変 印象的な言葉を 新聞でみました。
「誰か手伝ってくれる人はいますか?」
という言葉です。
この言葉をかけられた 患者さんのご家族は 自分一人でなんとかしようとするのではなく 周囲に助けを求めることが大事だと 思われたそうです。


 同じ文脈で ピアサポーター的に考えると「誰か病気の話ができる人は いますか?」になるでしょうか。
「もし 話がしたくなったら いつでも来てみてください。」と続けましょうか。

いきなり相談というのは その先に何かあると思いもしない人には 敷居が高いでしょう。けれど 話をして人とつながることには 彩りがあります。
 「話せる人はいますか?」と問いかけたら 先のご家族のように 誰かと話してみようかと思っていただけるでしょうか。 
    (ピアサポーターひ)

{5A0217E2-53E2-4416-9EA9-850DB0F1A975}