今回は、横浜労災病院でピアサポートを行っている仲間「と」さん。活動のご案内もあります。
こんにちは、ピアサポーター「と」です。
乳がんの宣告を受けたのはもう6年前のことになります。その時は1年後の自分、5年後の自分のことなど考えることができませんでした。周りに乳がん体験者がおらず、漠然とした不安を抱えて途方に暮れた日々を思い出します。手術を終えた病院のベッドの上で「生かされた命」に感謝しつつ、自分に何ができるかを考えました。同じような辛さを味わっている人の力になりたい、と思ったことが今の私の原点になっています。
横浜労災病院でピアサポートを始めて5年目を迎えました。
家族が心配するからここで泣かせて。病気の事を周りに打ち明けるべきかしら。ウイッグはいつまでに用意したらいい?子供にどのように伝えたらいい?入院中、親の介護が心配。皆の思いはそれぞれ。ひとつひとつがとても大切なこと。
患者さんであると同時に、女性として妻として母として娘として、頑張っている仲間は各々の居場所で掛け替えのない存在。解決に結びつかなくても、話をすることで、気持ちが落ち着くこと、心の整理がつくことがあります。
ひとりで悩まないで、一緒に考えましょう。
当院乳腺外科を受診された患者さん、他院で治療なさっている乳がん患者さんを対象としております。お気軽にお越しください。(相談無料・予約不要)
・日時:毎週火曜 10:30~15:00
(年末年始・祝日を除く)
・場所:横浜労災病院 1階 ピンクリボン相談室 (Tel 045-474-8882~4)
・利用方法:総合案内(インフォメーション)へお越しください。