■節目の2 万円を意識した相場展開
日経平均は先週の上昇で約1 ヵ月程度もち合いを続けていたレンジの上限を突破し、8月9日の急落前の水準まで回復してきています
当然、ここから20200円辺りまでは累積出来高が積み上がっている水準であり、戻り待ちの売り圧力は警戒されるところです。
それでも2万円を回復してくるようだと、ショートカバーを誘発する格好でリバウンド調が強まる可能性があるため、北朝鮮情勢を睨みながらも堅調な相場展開に期待したいところですね
今週は19、20 日に米連邦公開市場委員会（FOMC）が開かれます。終了後に経済予測が表され、イエレンFRB 議長が会見します。バランスシート圧縮が決定され、利上げはないと予想する参加者が多です。小売売上高が半年ぶりの大幅減だったが、ハリケーン「ハービー」の影響から自動車が落ち込んだとみられており、織り込み済み。一方で先週の物価関連指標を受け、年内利上げの可能性が高まってきています。会合後に出される声明のトーンやスタンス、それにイエレン議長の会見が先行きの金利動向を占う上での手がかりになりそうです。
■東京ゲームショウ2017 が開幕
21日に東京ゲームショウ2017が開幕します。足元で次世代電池関連などへの物色が強まっているが、やや過熱感も警戒されてきています。一方で、調整が目立っていたゲーム関連は値ごろ感からの仕切り直しが期待されそうです。その他、新製品発表イベント通過で材料出尽くし的な動きをみせたiPhone 関連だが、今週は販売動向が伝えられるため、好調な出足しともなれば、関連銘柄の見直しが意識されやすそうですね。
CRI・ミドルウェア<3698>やシリコンスタジオ<3907>などが出展を予定しています。
ドリコム<3793>などゲーム株の見直しに加え、AR/VR（拡張現実/仮想現実）、MR（複合現実）、eスポーツへの関心の高まりにも期待されています。メルコホールディングス〈6676〉など