セリエA.00-01シーズン、天王山のユベントス戦。2点ビハインドの状況から不調のトッティに代わり、中田英寿が途中出場。スーパーゴールを含む 1得点1アシストと活躍し、引き分けを演出。


その数年後、トッティにある記者が質問をぶつけた。
「あの時、中田に嫉妬したのか?」


トッティが言った。


「ローマ人にとってのスクデットだぜ?その価値の大きさを知り尽くした俺が、チームに貢献できずに終わっちまったんだ。だから俺はチームメイトと中田に託したんだ。中田が結果を出したからって嫉妬するわけがない。


ローマで生まれ育った俺にとって、あのスクデットくらい深く心に刻まれた記憶はない。スクデットを思い起こす時、そこにはいつだって中田の姿がある。あの2本のミドル、鋭く右足を振り抜いたヤツの姿が蘇ってくるんだ。



もう十分だろ?愛するローマを救った男を、どうして俺が嫌うんだ?
中田に会ったら必ず伝えてくれ、幸せを願っていると!」





マジでしびれました。