ラウールの凄さはみんな知っている。
当時、ボランチを務めていたラキティッチは自信満々でこんなコメントを残した。
「ラウールにパスを出すというのは、スイス銀行にお金を預けるというのと同じようなものだ」
内田選手も語る。
ある日の練習のあと、疲れをとるためにクラブが用意している水風呂へ行くと、そこにラウールがいた。毎日のように水風呂に入っているのかと内田が問うとラウールは、当然であるかのように首を縦に振ったという。
「あー、結局日々のこういう積み重ねなんだなと思った」と。
プロから認められるプロに僕も早くなりたい。