イヌイットは雪を示す100種類の名前を持ってそれらを使い分ける。

日本で育った僕らはそれができない。

彼らは雪の世界で暮らすために高精細に見分け、伝え合う言葉を探した。


指し示す言葉の厚みはその事象に対する感受性の厚みを表す。



西洋音楽は1オクターブは12音階。


違う国では7音階、3音階。


でも実際、僕らが聞き分けることの出来る音の数は1378音。



別に何が言いたいってわけではないんだけど



自分の世界が狭いな、と。