うちは母子家庭で物心ついた小3ぐらいの時にはお父さんはいなかったんだけど。


なんかちょくちょく連絡は来てて

それも僕が高校進学とともに無くなった。


正直も顔もうろ覚えだし、声なんか全く覚えてない。


そんな父から6年ぶりにメールがきた。

内容はたわいもなくて、仕事頑張ってるかとか自分の仕事の事とか。

妙な敬語が生々しくて気恥ずかしくもあった。


メールをもらった時、ちょうど僕も成田空港で仕事してて、もしかしたら会えるかなとか期待したけど


そう簡単に偶然なんか続かなかった。


留守電ももらった。


とにかく僕を応援してた。

人前で泣くわけにもいかなくなんとか堪えた。




今になって連絡してきた理由とか詮索する気なんかなくて



大事なのは今、僕がどうしたいかだと思う。


このことを母が知ったらきっと悲しむだろう。



その事を考えたら会えないし、慎重なるべきなんだろうけど


僕は自分が選ぶべき答えを知ってるんだろうけどな。



ただ嬉しかったっていう事が言いたかった。