
カンカンカンカンカンカン
電車が通るため遮断機がおりてきた。
前の車に続いて自分もブレーキを踏んだ。
歩道には保育園へ行く途中の親子がいた。
黄色い帽子に黄色い横掛け鞄の男の子と若いママ。
カンカン鳴ると男の子の足が止まって線路の方に振り返る。
母親も一緒に振り返る。
どうやら、男の子は電車が通るのを見たいようだ。
ガタンガタンガタンガタン
緑色の電車が過ぎ去った。
それを見届けた後
母親が何か言っている。
黄色い帽子がうなずいた。
そして親子は保育園へ向かって歩き出す。
それと同時にブレーキからアクセルに踏み変え車を走らせた。