入院中暇なので続きを。

 
前回はこちら → 好酸球性中耳炎について①
 
鼓膜を切開してみたものの、掃除機の音だけが耳の中で鳴り響き一向に吸入が終わらない。「ニカワみたいのが鼓膜の中で固まっていて吸えないのでこれで終わりますね」と言われ、今回の治療は断念。その後も聞こえは悪化します。ぷくぷくしてるかと思えば、急に自分の体内の音全てが聞こえるくらいな感覚になったり、水のなかにいるような聞こえ方になったり。鼓膜の中に水風船を入れられて膨らんでパンパンになった感じになったり。毎日症状が違いましたが、そのうち症状が安定。難聴になり、会話ができなくなりました。女性の高い声はほとんど聞こえず、買い物するたびに聞き返して大変。テレビ見るときは音量が大きいので奥さんが別の部屋に逃げちゃいます。車運転していても緊急自動車サイレンが聞こえず危ない思いをしました向こうにとっては大迷惑ですね。
 
結局耐えきれなくなって耳鼻科に再診します。切開しても無駄なので鼓膜チューブ埋めましょうとの事。保険適用で10000円くらい。半年ちょいで抜けるので抜けたら再度埋め込むらしい。
 
横になり耳に麻酔液を入れ、手術開始。その穴を開けて埋め込む作業が痛くて痛くて吐き気を催して術中にトイレに籠もる事になりました。ここの先生は耳の中をカメラで診るときもカメラが外耳壁に強く当たってすごく痛かった。嫌な予感してたけど、ガサツ?な人は何やらせても同じ言う事ですね。強烈な痛みに耐えながらなんとかチューブの埋め込み完了です。
 
鼓膜チューブ埋めたのでしばらくは聞こえるのかと思いきや、チューブの穴を粘度の高い膿みが塞いでしまい、結局チューブしてないのと同じ状態になってしまいました。すぐに耳鼻科にて行くと、チューブ穴周りをノズルで吸い取り、「詰まったらまた来てくださいね」帰りに鼻吸入してお会計3000円くらいだったかな。1週間もしないで詰まるのに、病院代がいくらあっても足りないよ。
 
次回に続きます