相続税の課税価格

 

相続税の課税価格を計算する問題では、死亡保険金の非課税限度額さえ覚えていれば解けます。

 

20225月実技 問19 

①まず法定相続人と法定相続分を把握する

この問題では遺産総額を計算する必要があります。

 

②遺産総額を計算する

(1)自宅の土地

小規模宅地等の特例が適用後の金額なのでそのまま計上します。

適用前であれば、条件に従って計算する必要があります。

(2)死亡保険金

死亡保険金は非課税枠が使えるのでその分を差し引きます。

 

遺産の総額は下記のようになります。

③債務および葬式費用を差し引いて課税遺産総額を求める

遺産総額の3,500万円から債務および葬式費用の300万円を差し引きます。

3,500万円-300万円=3,200万円

課税遺産総額

1,000万円+500万円+1,000万円+1,000万円-300万円=3,200万円

実際には遺産に係る基礎控除額を超えていないので、相続税はかからないことになります。

金財実技では相続税額の総額まで求める問題が出ます。

この類の問題の難易度としては、金財>FP協会であるのは間違いないです。