夢というものは今は私にはない。

断言してもいい、『ない』

けれど、快適であればいいのにな。

そんな自分が不愉快にならない中で、

生きていきたい、そろそろ。

そんな願い。のようなものならある。


誰にも関与されない。

関わりたいものだけ!と関わること。

普通の人間関係は少しはあるわけで、

それは今の所快適だ。

会社は仕方ない。不愉快さ込み込みで対価なはずである。


子供の頃の夢。

花屋さんにまずなりたかった。

そのあとは獣医さん。

そのあとは音楽ライター。

そのあとは音楽の照明スタッフ。

そのあとは営業マン。

そのあとはどの会社であれ数字を上げられる人間になること。


ここで私の夢は一旦終了した。


ある程度やり切ったことと、

あとはのんびりと趣味でも愛でながら、、、


ところがである。

その趣味まで、もうどうにもこうにもおぼつかない。仕事脳がおかしいくらいに出てくるようになってからは、シンプルに色々楽しめなくなってしまって、なんとなく楽しい。

それだけで終わるように変化する。

キャー本当に楽しいー!と他のお客さんのようになれないのはもう仕方ないと感じている。


あーつまらん。

これが率直なところだ。


けれど、そんな演者達の人生はそれぞれ自由だし、クオリティなんて自分がいらんな、これ。

と思えばそれでいいわけで、

なんというのか、妙な圧を感じてから疲れて疲れてしょうがない。

圧なんてどこにもないのだ。そんなことはわかっている。なのに圧を感じてしまう。


私は届くものなら、

音楽達へ言いたくなる。

届かないけれど言いたくなる。


あなた達が音楽を夢みた時、

どんな言葉にドキドキして、どんなサウンドにドキドキして、それを目指そうと思いましたか。と、、、

いつからか、売れるために。

光を掴むために。

フックを作るために。

風を起こすために。


自分が憧れたその仕事をチョイスしようと思ったきっかけ。って、

あなたたちには出来てるんですか?と。


ベテランなら尚のことだ。

何がやりたいんだかさっぱりわからない。

そんな人もいたりする。

楽しく祭りを盛り上げてるだけの、

そんな風に見えるときすらある。


すいませんけど、サークルなら公でやらないでもらえます?って言いたくなるときすらある。

ファンクラブ限定ページで自分のインスタあげたら?は私も少しは共感していたりもする。


とは言え。


長渕剛さんはそのほとんどは素晴らしいし、

佐野元春さんも素晴らしいし、

宮沢さんももうすでに素晴らしい。

中島みゆきさんはたまにわからないけれど、

彼女は昔からまぁまぁわからないから、

それはいいとして、


どうにもこうにも、


意味がわからないものにしがみついているように見えてきて仕方ない。


そしてそのわからないなぁ。な人達は、

プロ達は自分が死んじゃったあとに、

その先の時代の人間が、作品聴いて意味わかるのか考えたことはあるんだろうか。


どんな時代の人にも自分がいなくなったあとにも、芸術は生き続けるというのに。

坂本龍一さんは人生は短し芸術は長し。

と言った。


わけわかんないものが多すぎる。

ディスポ時代はもうやめてほしい。本当に。

宮沢氏はそこからもう足を洗ったアーティストだと感じたから聴いている。

どうかしたのか?アーティスト達よ、、、

なんて呟きたくもなるのが虚しい。



欲望の街に目を凝らしてる。

なんて佐野元春さんは歌っているけれど、

ホントそんな感じの時が沢山あるんだ。


つまらない。


私ごときがつまらなくても、どうということはないけれど、全くもってつまらない。


下手すりゃ、ゴシップと合わせてのプロモーションまであったりする。

それくらいわかる。

どんどん安くなる。

その世界がその職業の歴史がどんどん安くなる。

本当に心底嫌なのだ。とにかく不愉快になる。

時代のせいだと言うのなら、

それを超えてはもらえないものだろうか。


あなた達がファンにしか憧れられないのは、

その行動のせいではないんですか?

なんて毒づいたりしてみたくもなる。

表で戦ってるなら、表の扱い方気をつけろよ、

なんて本気で怒りたくもなる。


私が夢を都度持っていた時代、

そのことについて勿論夢中になった。

花屋なら花に心ときめかせ、

獣医なら動物のことをうんとこさ勉強した。

セールスなら自己啓発本で部屋が埋まるくらいに読みあさった。


今の子供達の夢は、

公務員やらYouTuberらしい。


終わってる、、、、、


そして情け無い。情け無い気持ちにとてもなる。 

自分たちが誰かを見て夢を持ってその生業についたのなら、次世代に夢もってもらえるくらいな生き方しろよ。とシンプルに感じる。


その職業の歴史に失礼だろ、

なんてことまで思う。


私ははっきり言って、彼ら彼女らには、

嫌われてしまうくらい、本当は毒舌だ。

甘く甘く愛してる、大好き。だけを。誰にも言えない。だから距離感を持って愛している。


なんでこうも利益主義になっちゃったかね。

なんてついつい考えてしまう。


音楽好きだったなぁ。

昔の男みたいだ、、、これじゃ、、、


そして、業界が長ければ長いほど、


てへ。なんて、そうは響かないことも、よくわかってる。もう耳なしになることも沢山ある。


誰か素晴らしいと泣かせてくれるような、

素晴らしい音楽はいないだろうか、、、

佐野元春さんは来年行くし、

宮沢さんは夏に行く。三味線をはじめて生で聴けることが今はちょっと楽しみ。

上妻くんお初です、、、なんて気分でちょっとワクワクする。


仕方ない時代なら、

仕方ないを超えるベクトルを私は発見できるんだろうか、、、、、


自分は自分の理想を手放さなければ、

それなりのものは見つけられるはず。

そんな気持ちだけ、じーっと握っている最近の自分である。