シアスターゲイツ展の紹介を朝からテレビでぼんやり見る。今日の美術特集はあまりピンとこなかったけれど、この人のは少しビビっとくる。

アフロ民藝という言葉も気に入った。

私は差別意識を嫌っている。

自分にもその意識が必ずある事を知っているからこそ、きっと嫌悪している。

黒人への差別は少しは柔らかくなったんだろうか、、、でもまだきっとあるから悲しい。

日本人の思考回路だって差別されることもあるはずだ。みんな違うなんて当たり前なのにな、、

けれど私も悪口を言う時だってある。

さぞかし美しくない音色だろう、、といつも自分で思う。噂話、悪口の類は美しい音楽にはなれない。客観視ならぬ客観耳になると怖くて仕方ない時がある。


ところで、この「ブラック・ベッセル(黒い器)」は、魂の器。を意味しているという。


私は魂の器。を、芸術一点。に絞り込んだ。

それはつい最近のことだ。

みんなはどんなものを魂の器。にしているんだろう。素晴らしい人達と出会ってきた方々はその断片をモザイクアートのように器を作ってもいるんだろうし、わざわざそんなことを考えない人も勿論いるだろうし、私が間違わずに生きてこられたのは、創作家達の魂の一番おいしいところ。を食べてきた幼い頃からの長い長い時間のおかげとも言える。


昨日は頻繁に飲んでくれていた今は偉い人。が、

愛の作詞をしていて、ちょっと笑ったけれど、

彼にしたって、魂のおいしいところ。は必ずあって、だから恋愛して結婚して大きな犬を飼っていて、、、いつもいつも軽口だけしか例え見たことはなくても、魂のおいしいところ。が、

こんなにロマンティックだったのー?なんて、

驚いただけのこと。


それにしても、

私の魂の入れ物。は、真面目に芸術の小川。のような、あまり華美ではなく、そしてあまりギラギラしていなく、なんというのかブロンズカラーのものに限定してしまった。


佐野元春さん、宮沢さん、昨日、岡本太郎さん。が加わった。私は恥ずかしながら岡本太郎さんが作家活動もしていたことを知らなかったのだ。

はぁ、、、なんて素晴らしい芸術家たちが、世の中にはいるんだろう。


私なんて下北沢で飲んだって、

もう『ひよこ』レベルの話しか出来やしない。

昨日美しい歌詞を書いていた今は偉い人。には、

私がシンプルにアホなことはバレバレだったから、なんでも質問した。


ゴスペルがさぁ、、、

ゴスペルってなぁに?

神に捧げる歌だよっ!


沢山いろんなことを教えて欲しい。

それは身の回りには、はっきり言っていない。

多分、芸術について言えば、

私の方が多分詳しい。 

身の回りの人とは、俗物的な誰かのスキャンダルや悪口、せいぜい流行っているスィーツの話でしか盛り上がれない。私のアンテナも偏っているから、こればかりはどうしようもない。


せめて野球くらい詳しくならなくちゃ、

どうしようもない、、と思う時が沢山ある。


テレビでもなんでもいいから、

バンバン芸術の話を落として欲しい。

芸能人のスキャンダルなんかより私はそっちの方が情報として飢えている。

情報格差があるとしたら、こんな芸術の情報も格差だよな、、、と本気で思う。


芸術家。を愛した1人に、

亡くなった筑紫哲也さんもいらっしゃるけれど、

もう若い人達は知らないんだろうな、、、、

本は五冊。枕元に。

心細い時はいつも筑紫哲也さんの言葉で一日を終えていた。信頼出来るジャーナリストだった。


筑紫哲也さんなら今の時代について、

どんなことを仰るだろう、、、、、


一本の川。があるとして、その潮流の流れが大きければ大きいほど氾濫すればひとたまりもない。

そういうことがあります。

分散されなければならない分岐点を間違えば、

人里近い場所は常にリスクと隣り合わせ、

それを都合の良い場所に設定してしまう。

これが我々の国日本の別の一面であることは、

少し俯瞰で眺めてみればわかることでしょう。

それが沖縄。という島、長く問題は解決されていません。

今、わたしたちが生きているこの時代は、

そのような見極めもどこか乱雑で大雑把、

そのように見えてきて仕方ありません。

平和的に見えるこの世界に、実はもっと奥にさまざまな潮流がひしめきあっていることを我々は忘れてはいけないのではないでしょうか。


なんて言わないかなぁ。などと思う日曜の朝。


私の魂の器。は、

もう固定化されていて、

思考はそこにしか入れない。


何人かの素晴らしい芸術家がいればそれでいい。

本当にそう思える。

あとはいらないなぁ。


もう壮年なので、少し傾倒を変えたいんだろう、、、おそらく、、、

でもレディガガやマドンナが好きなのは、

それは仕方ない話である。


きっと世界はもっともっと、

深いカラーで本当は成り立ってるんだ、、、、


私はそんなものを魂の入れ物にしておきたい。


はぁ、、、情報枯渇だ、、、、、、