喉が痛いことだとか、

奥歯が痛いことだとか、

なかなかな一日だったけれど、淡々とお仕事終了。今日は弦楽器だけのステージを鑑賞。


隣りの方がとってもお喋り上手でどうしても耳が傾いてしまう。この人素敵でしょう?素晴らしい花々なの。私はいつも思う。

みんなお喋り上手だなぁ。と、、、、、

途切れないのである。本当にすごい。

喉とか痛くなんないのかな?くらい凄い!と思うことも本当に多い。

テレビの中の人達より凄い人いっぱい!

そしてステージ上のご3人も話題が途切れることがない。そのことが演奏にも活きている。

と仰っていた。


私はもうそんな事柄に完全に白旗をあげているのだ、これ、本当。


みなさんのパレードをどうぞ、私以外でお願いします。そんな感じ。

学生時代は男の話ばかりの周りの友人達。

大人になってからも、人の話、噂話、時に悪口。

好きなことが似ていると、話は尽きない原理は本当によくわかる。

自分も『共通の敵』が現れた時だけは割と饒舌だと思う。でもずっと敵なんて抱えていたくないので、たいてい、ひとときで終わる。


居場所はない。って感じの自分の人生。

おじさんとばかりいる、傾倒の違う女として今に至る。おじさん達とばかりいた。

おじさん達と一緒にいなかった会社なんてほとんどない、、、

ダメな人間だなぁ、、、と思いながらも、

もう年齢的に、パレードはよその人達でどうぞー。そんな気分で一生懸命逃げている。

言ってみればプロモーション好きだろうな、な、

昔の友人なんかは人の事を観察することも、あれこれ言うのも大好きだったし、ポップスの人達みたい!そんな感じなのだ。

藤井フミヤとかドリカムとかミスチルとか、、、

吉川晃司とか、、、

彼女のような人達とポップスやロックはうまくマッチしてる。パレードみたいなものは、

そんな傾倒の方々で賑やかにやっていってほしい。


私は気付いてしまったのだ。

仕事なら5時間ぶっとおしでも喋り倒せるけど、

楽しくないのである。

相手に質問しちゃあ、その話題を膨らませる。

自分の話なんてマニアックだから、相手が興味がないことなんて火を見るより明らか。

喋れるけれど、楽しいわけじゃない。

なので、その手の仕事から離れてからは、

とんと無口になってしまった。

そういう努力をしないから、必要なことと、それに付随するちょっぴりしか話さなくてもよくなっちゃったら、えらい静かな人になってしまった。


今はすっかりこじんまりした芸術。に夢中で、

佐野元春さん、宮沢さんだけ!と頑なに決めてしまった。言葉をもうあまり沢山聴きたくない。

この2人の良いところは、私の好きな詩を書けるところ。私はなにしろ余白好きなのだ。

この芸術家がいたら、他はいらない。

パレードもいらない。日本の詩人2人がパレードに入っていても、その時は見ない。

お利口な犬のように、お2人だけでいい。


それにしても、

自分が人の噂話だとか悪口だとか、

そんなことしか出会えていないのか?となると、

ちょっと違う、、、、

よく考えてみたら、人の噂話。話さなくて、

何話すんだ?ってそんなこともある。

この苦手さが、そもそもいかんのだろうけれど、

まぁ、今更、改善する気もサラサラないので、


芸術オタク。みたいになっていこうと思う。


人の噂話なら、亡くなった偉人の話とかどう?

ヘップバーンもシャネルもかっこいいよ!

って、、ダメだよね、、、


悪いことじゃなくて、とても普通のことなんだけど、きっと、人の噂話って、

一番手っ取り早いスパイスなんだろう、、、

会話する中で、すぐ手に取れる塩だの胡椒だのに似てる。女はそんなものだとも思っているけれど、せめて男性はかっこいい話が出来た方が、

いいのにね、、、なんて思う。


すっかり無口になっちゃった私は、

小さな芸術の森作り。にばかり意識が向いている。


オノヨーコさん、アメリカンミュージック、

田口ランディさん、

佐野元春さん、宮沢さん。

そして今宵のような弦楽器の演者達。


もう楽器がお喋りしたり歌ったりしているみたいで、本当に素晴らしい。

こんな方々に演奏してもらっている楽器は、

本当に幸せだと思えた。


世界は合奏に似てる。


はぁ、、みんな言いたいことが沢山あって、

私のような喋り下手には、

目眩がしそう、、、、、


みなさんが、タンバリンやトランペットなら、

私はチーン!って、

トライアングルを鳴らすくらいで、

本当にいい。


たまにソロでトライアングルを、

チーンと鳴らし続けて、

かわいらしく鳴っていたい。


そうそう、、、


私がとっても音を入れたくなる人の特徴を、

さっき、車を運転しながら思い出した。


昔、不倫未遂ほどに好きになった人がいる。

2人でいつも飲みに行ってた。


あぁ、仕事の愚痴がない人だったなぁ、、、

彼は仕事に誇りを持っていて、

愚痴が本当にない人だった。

楽しくなっちゃう。

だから、きっと音を鳴らしたくなったんだろう。


お喋り上手にはなれない私は、

トライアングル名手になろう。


そんな風に感じた夜である。


それにしても、男が女に口で勝てるわけない、なんてことが、最近ようやく、

ほんまやね、、、と納得しはじめた私。


完全白旗です。

みなさん、パレードは私以外のところで、

がんばられてください。