本物の芸術。にしか興味が湧かなくなった。
茂木健一郎さんが、日本という国は、
好きなタレントをアイドルのように持ち上げてばかりだから世界で勝負出来ない。と呟いていらっしゃったけど、私の目からは、
はなっから、そんな所で勝負する気はないだろう、、、そう見てとれる。
日本の音楽達もそれぞら素晴らしいんだろうし、
ファンの方々には生活の潤いの一つであることには違いない。
今日の私の街は霧が多くて、小雨が降っていて、
まるでターナーの絵画のようだ。
私は芸術が本当に好きだから、
絵画と色に魅せられている。
どんな景色であっても、絵画のようだ。と、
置き換え転換は出来るけれど、
歴史に名を残した絵画、画家達は、
それはそれは苦しみながら、
作品を描いてきた。
その心の軌跡まるごと芸術だと感じることの方が多い。最近の日本の音楽なんかは、人の苦しみを歌うことが得意だと感じる。
お幸せだから、人の苦しみくらいしかネタがない可能性もある。私にはわからない。
さて。
日本である。
日本画家達も素晴らしい。
残念なのが日本の音楽達だ。
勿論、全部じゃない。
あえて静かな湖面に大きな汚れた石を落として、
それを描写したような歌。
なんとも美しくない表現の数々。
母国語のせいか、ジャンジャン耳に入ってくる。
あー日本の音楽業界は、
本当に変わってしまったんだな。
そんな風にしか感じなくなってしまった。
学生運動の最中の時代音楽も知っているせいか、
どれもこれも、なんだかな、、、が多い。
これじゃ、会社のあれこれ人の描写と悪口しか話題がないのか?な人達と、
なんら変わりない。
私の目に耳に、心地よいものが、
圧倒的に減ってしまった。
それは、朱鷺のように。
会社では人の噂話、悪口、評価。
気分転換であったはずの日本の音楽でさえ、
同系色のカラーに染まっていく。
日本国民全員が、公園でたむろしているおばちゃんゃんに見えてきて、そして聴こえてきた。
どうしようもないんだろうな、、、
それも時代の流れなんだろう。
誰もみな、人のことしか言いたくなくて、
そして凪いだ景色であるなら、本質は?なんて、
ボーリング調査しながら壊して、やっとその地下水で、ものを考える癖のようなものがついたのだとしたら、人間って、結局、進化と見せかけての退化なんだろう、、、
進化したとしたら、創作家であれ一般人であれ、
Googleでものを考え感受する感性。
そこが進化するんだろうか、、、、、、
その人個体の声が聴きたい時代は、
きっと終わってくんだろうな。
だからなのか?アニメのなんとかちゃんがとても売れているのは。
私がモノづくりの人間だったら、
恐ろしくて絶対にしたくない。
私の価値観を聴いて欲しい。私が感じたことを聴いてほしい。私が生きてきた時間の断片を聴いて欲しい。折角、名前も出てマーケットに散らかるなら、そっちの方が意味がある。
なにしろ、自分の感性が退化していくんだ、
こんな恐ろしいことはない。
AIで賄える時代だ。描写だけ得意な個性で立ち向かえるなら、勝つも負けるも一瞬だろう。
便利なものを開発、発見するたびに、
人間が古来持っていたはずの本能、感性、感受性をなくしていく。
命懸けで芸術産んだ方々と、
同じような職業についたわりに、
恥ずかしくならないんだろうか。
なんて、大きなお世話なことまで考えてしまう。
そんな発信者だって本当にいると思う。
よくよく考えたら、チャラっと作れてお金儲かって、楽しく暮らせたらそれでいいわなぁ。
とも思えてもくる。確かにね。ってうなづく自分もいるのに、本気で取り組んで死んでいった同職の人達に恥ずかしくならないんだろうか。
私だったら絶対に嫌だ。
この経済な以上、
金が儲かることの方が重要になってしまったんだろうな。
利益ありき。みたいな、、、、、
もう色々と悲しい。これ以上失望させないで欲しい。この国の業界にはそこしか思わない。
アメリカの歴史やYOKOやジョンや、、、
そんな崇高な思考でモノづくりなんて、
出来ないこの国の今。
どこまで落ちていく、、、、、
それを後世に生きさせたいのか?なんて、
本当にうんざりすることばかりだ。
まぁ拝金主義に進むのであれば、
そのうち、AIで全て、事足りる時代になっていくんだろう、、、、
佐野元春と宮沢さん聴きながら死のうっと。
この2人しか認める気持ちにどうもなれない。
というより、これ以外を聴いちゃうと頭が混乱しそうなくらいに愚痴が出てくる。
まぁいいのか、ファンが喜ぶなら。
そんな感想で感激出来ないことがもう悲しい。
茂木健一郎さんじゃないけれど、
『一生懸命みんな作ったんだから』言い聞かせようと頑張るけれど、
どの職業の人も頑張ることは当然なはずなのに、
頑張ったね。いいよ!いいよ!って、
言わなくちゃならない、その空気感が、
実はもうしんどい。
私はシンプルに感動したいんだ、多分。
シンプルに感激したい。
なのに、どんどん出来なくなってきた。
理想が高すぎるんだろうから、
もうあまり、手に取らないようにしよう。
そんなことばかりだ。
人のあれこればっかり観察したり拾ってるから、
自分達のクオリティを産まなくなってることに、
どうして気がつかないんだろう。
不思議で仕方ない。
劇団四季は本気で素晴らしい。
涙が出ちゃう。その全てに。
私は今、折角の一度の人生。
残りは、本物の芸術と本物の本気。にしか、
全く興味がもてずにいる。
お金がいるんだなぁ。を先に感じる、
日本の音楽業界やエンターテイメントの中に、その美しさは、正直、1ミリも感じない。
感じることが出来ない。
お金がいるんだなぁ。大変だなぁ。としか感じなくなってしまった。
こういうのを、心が離れる。っていうんだな。
を、身をもって、体験している感じ。
実際、私の周りでは日本のテレビは面白くないと見ない人達が圧倒的に増えた。
恋愛リアリティ番組じゃ、女の子は誹謗され自殺して責められもして、悲しみから金を得るシステムが、業界全部の癖なのだとしたら、
この国日本の業界はもう腐りきってるな。としか感じない。政治家とおんなじだな、、、、、
そんな場所で生まれるものに意味を追いたいと思えなくなってきたんだろう、自分の心が。
作家の人の言葉はいい。
生きている。一生懸命言葉を紡いでいる。
画家達は、ほんの僅かな光のプリズムを描こうと懸命だ。せめて日本の音楽で2つだけ聴いていってもいいかもな。な佐野元春さんや宮沢さんあたりが、私の心を失望させなきゃいいなぁ。なんて考えもするけれど、その時はその時だな。なんて感じている。
形あるものは壊れるんだ。確実に。
この人のファンです。なんて形でさえ、
いつかは壊れる。こともある。
ほどよい圧力で見ていないと、
私なんて本気の芸術好きだから、壊れるに決まってる。程よく。がキーワードだろう。
この年齢だからこそ、
本物の芸術。を最後、感じて探していかなくちゃ、画家や作家、詩人。
日本の音楽以外のもので。
つくづくそう感じる。
誰かも言っていたけれど、
生きてる中のBGMであっても、
リズム達は素晴らしい、特に海外のリズム達は。
何かを壊しながら、芸術を作りたい。
そう歌ってた歌手がいたな。
私にはその意味も、それが正しいことなのかも、
正直よくわからない。
虫の学者が、1ミリ1ミリ殺していきながら、
虫とはこんな生き物です。なんて、
学術発表して、金を稼ぐことと、
どう違うのかが、よくわからない。
芸術。って人の心を救うための一つのフックだったり、問いかけを残すそんなものかと思っていたさ。そう私は素人だから。
お金儲けって、奥が深いんだなぁ。
本物の芸術。ちょっとずつでも、
この国の文豪界から拾っていけたらいいなぁ。