自分の目標。が答え。

だった時代、この目標数値までは、

売り上げを上げる。

この業種の会社で働きたいから受けてみる。

こんな彼氏が欲しかったから誘ってみる。

残念ながら、

私の場合はモンゴル人のような生き方なので、

有名大学に入りたいからお勉強をした。

みたいなことがない。

これもしとけばよかった。とつくづく思う。


いずれにしても、

ここへ辿り着きたいから動いてきた。


最近、こころの旅。状態である。


チューリップってバンドの心の旅。

みたいな世界観ではないけれど、

充分すぎるほどに大人年齢の自分が、

世の中に沢山あるコマーシャル的な幸せの定義だとか、これ持ってたら幸せ。

これしてたらハッピー。これしてたら健康。


そういうのに、ついていけなくなったのだ。


誰とも合わないんじゃないのか?

なんてことも考えはじめた。

だから好きな作家とか憧れのオノヨーコさんだとかヘップバーンとかシャネルとか、

私の部屋のセレブリティ達は豪華絢爛である。

誰とも合わないなら合う人をピックして、

せめて部屋は快適でありたい。


答え。へ向かう、答え。

そこに物体がなくても、

そこに生き物の息吹がなくても、

そこに触感がなくても、

答え。があればそれでいい。

自分の中の答えだ。


『どこに向かってるの?』

そう聞かれたら『答えに向かってるよ』

『そこ、なんにもないよ』

『そこになんにもなくても、自分の心はそのカラーを求めてたからその答えがそこにはあるんだよ』そんな、まどろっこしい会話は、

誰とも出来ないだろうな。


例えば、70歳のおじいちゃんが、

トコトコと遠方しかも外国へ、

杖をついて行こうとした先に、

初恋の人がいる。

家族は『おじいちゃん、初恋の人死んでるよ』

その事実を知ってる家族が、

みんなで止めるけれど、

おじいちゃんは、初恋の人が生きてようが、

死んでいようが、関係なんかなくって、

初恋をしていた自分の気持ちに会いに行ってるだけ。生きてて会えたらそれはそれ。

死んでてもそれはそれ。

年寄りのおばあさんなのに、どえらい生き方していてもそれはそれ。

どうだっていいのだ。おじいちゃんにしてみりゃ。ガクンときたとしても、

初恋をしていた自分の心の方がうんと大きくなっていて、なにしろ、自分が一番可愛いいお年頃。

相手のどうのこうの。より、

自分のピュアな心に会いにいきたい!


それだけのこと。のような、

そんな例え。


年齢重ねていると、

もう十分歩いてきているし、

死ぬまで生きていける自分をちゃんと持っている人の方が多い。


私にしたってそうだ。


自分の答え。が、

思い出を大切に腐らせずにエンディングロールへ持っていきたいそんな答えだったり、

せめてプラスにする新芽のようなもので、

ポコンと種を置く粋さだったり、

なんだか美学に憧れるけれど、

なかなか出来なかったなぁ。な後悔だったり、

そういうものをどうにか消しゴムで消せるだけ消して、、、みたいな、

実に利己的なところもある。

私は利己的なんだ、、、たぶん。


あなたのためにね。

ではなく、

みんなのためにね。

でもなく、

私の美学のために答え。へ向かう答えへ、

いつまでもいつまでも歩いていく。

きっとそうなんだろう。


形はないことの方が多いんだろうな。


息子と大喧嘩していたとして、

そのことがしこりになっていて、

会えないことを充分承知なのに、

息子のことを思いながら、

同世代の子供達への相談室でリカバリーしてみる自分。そんな感じ。


この写真の少年のように、

見上げる空が答えだ。


こんな風な空を心の空を、

抱えていたい、見上げていたい、

そのために動く。

動いていく。そんな感じ。


答え。を求めていないと、

わたしは生きているとは言えない。

そんな気にすらなる。


その時々をやりこなすだけで、

人生終わっちゃいそうだ。


こんな空を見上げていたいなぁ。


それだけの為に、あくせくと、

動いて考えて思想して学んでいく。


彼氏や彼女のことで悩んでいるあなたが、

求めているのはその人の心が、

どうにか自分の思いと相違ないカラーになってくれること。なんだろうな、、、、、

けれど、彼氏彼女のことを考えて悩んで、

そんな時間の中で、どれだけ相手への思いを感じることが出来たろうか。なあなたの心が、

すでに素晴らしい答え。

そんなに好きになれて凄い人だねぇ。

そこが答え。なら、かなりかっこいい人だよ。

あなたは彼氏彼女じゃなくても、

他の人でも、絶対大丈夫だね。


なんて言ってあげたくなる、

そんな価値観。


答えへ向かうからさ。

それが答えだよ。


そんなことサラッと言える、

かっこいいお年寄りになりたいなぁ。