閑話休題

 

ここで 広島 開発会社時代に 出会った  ヨット ライフ II  

 

 

 

開発会社時代に 広大ヨット部時代の 友人から 誘われて  先輩諸兄の 保有

運航されている Spirit of Hiroshima という FRP の 35-40ft 級に 乗艇することがあったが      雰囲気が合わず    やめた

 

 

それ以後 乗ろうと いう気が起きなかった  

 

 

小生は  ヨット 艇は  その船が どういう  いきさつの船か  

 

所有  艇長 の 生きざま  人格は 如何   など フィーリング 

 

が重要  と 判断してきた    学生時代ではなく  一苦労した人生 

 

  束縛 は  いやになっていた

 

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開発の時を 過ごしていた時 台風19号 が来て 広島は 多大の 被害があった

 

 

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話がそれるが  大きな 建築物は ゼネコンだけで 工事をするわけでなく

 

 

設備ゼネコン たとえば  電気 機械 空調 など  多くの別の業者が 必要

 

 

 

そんな中 ある日 「高砂熱学工業」 のひとが  私を 訪ねて 来た

 

 

それまでも 「三建設備工業、三菱電機、・・・」 いろんな人が 小生が

 

設備担当 になるのではないかと   推測下  訪問されて来ていた

 

 

小生が 「高砂熱学 さんは  ヨットで  有名ですよね・・・」と 一言

 

「ヨットを されるんですか」   「ちょっと」 と 軽い 会話

 

 

 

高砂熱学の人が 大型ヨットを 造って 走っているというのは 少し 知っていた

 

 

 

出会い

 

 

その 翌日 支店長 が   小生に 会いに 訪ねてきた

 

それが  蔭山 陽三 さん  だった 

 

 

歳は 9級 上だった  神戸商船 機関   商船三井で 若き日 乗船

 

 

諸々 話し  小生が 因島で 「steel yacht  ロマン号」の 建造に携わり

 

日立造船の出身の 造船屋 だと 理解され

 

 

何回目 に 会ったときに  切り出されたか  忘れたが

 

 

「実は  台風19号で  艇が ダメージ 見てもらえないか

 

 

 二人で 調査

 

 

steel yacht   48ft  重量20トン  マスト DKから 20m 

 

和歌山 下津の 大和造船 建造

 

ロマン を つくるときに 川渕 が 調査に行った造船所  恩がある

 

 

round gunwall   ラウンドガンネル  ダメージ

 

外板 同   上架して 切り替えねばならない   と 判断

 

 

「どうすれば よいか」

 

 

最初 金輪島の 金輪ドック に 広大後輩 小玉君が いるので 聞いてみよう

 

後日   「金輪では 上げるクレーンがない」 と  小玉君

 

 

「因島か」

 

 

当時 ロマンは 修繕 溶接 班長の 「鳥居の ケンちゃん」が 面倒を見ていた

 

旧知の  鳥居さんに 事情 仕様を   電話 FAX

 

 

「因島に廻航する」 と 蔭山さん に回答

 

 

この辺りから 「・・・この男 本物かも・・・」 と 思われたはず

 

 

多く乗り込んで 機走     蔭山さんの 息子 (水泳部) 同乗

 

 

この息子に 玉掛け時に 潜らせて  スリング チェック

 

 

因島工場 5号岸壁 船台80トン クレーン  事前準備の 架台に セット

 

 5岸 80トン クレーン

 

修理仕様は 小生 指示

 

工事完了  引取り     広島まで 回航

 

 

修理費用 無償    (・・あいつが   いうんだから・・・)

 

 

 

この ヨットが 

 

Rhapsody Vivace  ラプソディー ヴィバーチェ  RV  だった

 

 

 

人生 なにが どうなるか だれも わからない

 

目の前に  出てきたときに  おどろかず 

 

つねひごろから 何にでも 大丈夫なように こころの 準備  おこたりなく

 

 

高倉健さんの いわれた すきなことば

 

 心にうかぶ  ことは  だれも  とめることは できない

 

 

2024.06.10     pedra-oishi