M係 集会

 

因島 造船部 の ライン (実際の 造船現場 の 各係)は 英字の 略号で 呼称

 

M係  Marking  内業加工     マーキン 

A係  Assembly  大組立     アセン  A工場(こうば) 

F係  Fitting   外業取付     取付(とりつけ)

W係  Welding  外業溶接     W(ダブリュー)電気屋(電気溶接から)

T係  Transport  外業運搬    運搬  クレン屋

J係  Joiner   居住区      大工

P係  Painting  塗装       ペン屋 

・・・

13係   この一つでも 欠けると  船はできない

 

 

 

現場の 仕事が 一番    

 

 

職場の 一体感こそ   生産性向上 納期厳守 品質厳守     仕事の目的完遂 の  源泉

 

 

造船と ゼネコンの建設業との 大きな違いは  造船は 主要な 工事 職人を 下請けにできない こと

 

仕事の 改善 を 日夜 一緒に 考え 工夫し 実践する   この喜びのために 働く

 

 

私の 働くということの 定義  「今ある状態を よりよく  変えて  納得する」  

 

これが 仕事をした  ということ

 

 

 

服装  スタイル  姿勢   誰からも指摘ないよう いつも 留意    生きる 姿勢に 通じた気がする

 

頭 短髪  ヘルメット(顎紐(あごひも)耳で 二股 固定力強)   首回り 白タオル  火の粉を被る

何があっても 応急可   袖口しっかり締める   銘板 腕章 (安全責任者)  手袋 

バンド バックル 静電気発生避ける     脚絆  現場で 巻き込み防止    

安全靴 臨機応変で行動できるよう     常時 危険に 対応できる服装   顔は引き締め   直立姿勢

 

 

これが 現場 に いる 姿勢 

 

最近 災害現場に行く 国家の指導者の 服装を見て あれでは なにもできない と 痛感

 

 

 

  全員 朝礼時 ハウス  ほほえみ抱いて 話す

 

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川渕君 からの  人の上に立つ とは    アドバイス

 

 

 

ブラジルから  帰国して 因島で  川渕君と  元気で 再会

 

 

彼は 私が M長に 就任したことを 聞いて  上記の アドバイス をしてくれた   初めて ほかに誰も いない

 

 

この9項目 全て 納得 

 

 

特に 4 下からの眼を 留意しての行動  9 技術は誰でも出来る 人の道を究めることが難しいのだ 大仕事なのだ

 

仕事は 職人のプロ集団 上に立って   私の言葉が  ハートに 響くか   これを 日夜 考えていた

 

 

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安 全  (日 中)   Safety (E)    Segranca(P)

 

安全は 全てに 安らかなり と 表現   仕事をする上の 重要な 条件  

 

実際には 仕事を 安全に はやく遂行するというのは 一部 矛盾した行動ともなる

 

早く 良い仕事をするためには 危険な部分を 疎かにできない   凝視 必要

この 危険な要素を 除去するために 管理者が いる   それが 責任遂行

 

衛生管理者 資格(国家資格)を 勉強して 取得した

 

造船現場は  鉄粉塵  溶接ヒューム(高熱ガス) などが 充満する 

 

呼吸する 空気  が 良い環境ではない

 

労働中の 姿勢保持 が 生産性に直結する   厳しい 職場である

 

呼吸 肺細胞 疾患 等について 勉強した   特に 肺 は  肺房(はいぼう)

という 小さな 房の中で  空気中の 酸素(O²)を 置換し 活動の源泉と

なしているという 呼吸の重要性 認識

 

職場の人が 安心して 呼吸できる 環境を つくり 目指す ということを 掲げた

 

朝の 朝礼前の 体操時 

 

木製の 起倒台 を 職場ごと リーダーように つくり  会社体操の 5分前 に 私が 膝の屈伸を中心に 実際に

 

運動して みんなに 意識づけた

 

折々に触れ 体の健康維持の 重要性を説き  身をもって 示した

 

 

 

 有志を募り 因島東海岸 休日 歩

 

 M係の みんなを ヨット ロマン号に乗せ 百貫島

 

 

このヨットを つくるときに M係の 人々に 外板曲げ フレーム ビーム など 難しい 加工をしてもらった

 

川渕君と一緒に その 恩返し で  百貫島で 私が ブラジルから 持ち帰った シュラスコ道具で もてなし

 

 

 

 

 

ガス切断 班長 浅海さんと   3年 石鎚山 山開き 安全祈願

 

浅海 班長 と 石鎚登山

 

 

 

また 造船部では 意識づけのため 折々 安全祈願

 

 因島 土生 大山神社

 

 

このように 安全で 造船活動が SUSTENABLE できるよう  努力を継続

 

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しかし 先号で示したように 造船事業の 置かれている立場は 非常時 厳しいものに なっていった

 

茲に IHI 船舶部門の 本部長を務められた 南崎 邦夫 副社長 

 

歴史的に見た 造船業に対する 論文の 緒 と 結言 部分のみを示す

 

 

先にも 行ったように ブラジル 在伯中 2度にわたり リオの お宅に 伺って

 

高級な 酒をいただきながら 教えを 蒙った 南崎さん の 最後の 部分に注目

 

 

 

 

我々より 十数年 先輩までは 人生 造船業で 全うできた

 

我々は そうはいかない

 

苦闘の日々が まだまだ続く

 

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2024.05.20  pedra-oishi