広島城  新緑 池の鯉     今年も 薫風 の季節が来た

 

 

造船所を 実際に 具体的に 毎日 動かしている 

キーマン   現場情報の元締め がいる し  必要

 

 

それは 部長でも 課長でも 係長でも 職長でも ない

 

上図 左の 鋼材加工(マーキン ガス切断 曲げ 小組立 加工済材 管理) の 部材センター  杉本氏

 

杉本氏は 生産設計からの 工作図 部材表を管理し 大組立予定を睨んで

 

マーキン ガス NC 切断材 曲げ加工材 小組立材 外注材 平型鋼加工材

 

 

鋼材素材(向島の興進産業からの大型ローラー加工 ショット済材 を 含めて)

 

部材表に 漏れはないか どこにおいてあるか 既に 大組立に納入したか

 

誤作など 誤りはないか 特別急行材(特連材)は どうか

 

など 大組立への 供給(サプライ)状況を 一日中 管理 状況把握に努める

 

優秀 有能な 造船マン だった

 

茲に行くと 加工の問題点が 易く 把握できた

 

 

 

 

 

大組立 線表(各工場別 板継から搬出まで)を 旬間(10

 

日単位)で 全ブロック(外注 ブロック除く)の組立計画

 

を 作成し 職長 小組立 などとの 工程を 決める

 

アセン(大組立のこと)担当の  岡野の マーちゃん

 

(皆が 尊敬と愛着を込めて そう呼んでいた)

 

岡野さんは 旬間(10日単位 日本固有の 期間管理単位)で 全ブロックの

 

大組立予定表を 作成

 

4A 組立工場 の タクトシステム 線表は 小生担当

 

最初は 岡野さんの隣に 座り 全ブロックの 寸法 形状 と  組立手順を

工作図から 読み解き 岡野さんと協議して 1-3A ブロックと 4Aブロック

外注ブロックを 分けて 表示し 予定表に入る

 

必然的に 全船 全ブロックの

 

工作図 を 読み解くという 最高の 造船を理解する 所業を 授かった

 

この 岡野のマーちゃん(田熊)から 多くを 学んだ  感謝

 

この後 各ブロックを 3次元で 立体的に 絵を描いて 現場の人々の 着手援助を

するようになり   ブラジル 中国でも 具体的に 3次元表示を 立体的に 示し

喜ばれた  現在は AUTO CAD で 3次元表示が 自由にできようになっている

 

 

 

 

搭載予定

 

毎日 午前10時には 決定し 11時過ぎ までには コピーを関係職場に配る 

クレーン予定表 と 先行艤装用 全 ブロック(約 100個)の 場所がわかる 配置図を 作成する 

 

得能 志誠 さん  と  先手 古村  (フル)さん

 

得能 志誠さん  よくかわいがってくれた 

 

得能さんは 朝一番から 地上の 各ブロックの先行艤装の状態 船台上の 船に上がり 昨日搭載した ブロックの

決め方状態 その他の 準備状況を つぶさに観察 聴取

を 迅速に行い 自分で 判断し

 

船台下の 搭載センター といわれる 黒板の前に立ち

 

明日の 各クレーン (船台 6基 80-120トン)の

 

予定を 20分単位で 黒板に書き 毎日 十時半には決定

 

日本全国 多くの造船所は 午後3時くらいに 発行している

これでは 現場の 管理者は 明日の仕事の段取りに支障をきたす   たくさん見てきた   要改善

 

先行艤装をする連中から その搭載は 無理だ と 異論が

出ようものなら 

 

チョークを その人間に 投げつけ

 

「やかましー やれー」 と  一蹴すること 数知れず

 

私は この 得能さんの 姿勢が 船を造っている 

 

感じ入った シーンを 数多く見てきた

 

車好きの 得能さん と   数知れず

 

古さんは ブロックのおかれている場所を 図示した 

配置図を 作成

 

これが 造船だ  と 骨の髄まで しみこんだ

 

 

ブラジルの造船所で 私が つくった  搭載センター

 

帰国前に   毎日 あーだ コーダ と やった連中と

 

 

 

このほかには 先行艤装品を ブロックまわりに 配材する

船体船装 機関艤装 電気艤装の 集配担当

 

検査 塗装 の担当 などが この 情報管理に直結

職長や 各課の 管理者は 配られてくる 

 

クレーン予定 と ブロック配置図で明日の仕事を計画する

 

杉本氏は 不明だが、 岡野のマーちゃん と 得能、古村氏の いずれの方も 木江造船学校 の出身であり 木江の出身の 私は 親しく 教えていただき 付き合っていただいた       

 

      天輿 の 幸運であった

 

 因島 の 専売特許 LPG 船 の 搭載状況

 

この コンピューターから 目を上げると  新緑

 

   2024.05.01     pedra-oishi