生産性向上のため 先行艤装 (せんんこう ぎそう)

 

造船固有の言葉 かも知れないが できるだけ 早期に

船体ブロック内に 艤装品を 正確な位置に 取り付けておこうとするのは 艤装効率をあげる  悲願である

 

船のブロック は 建築など と違って 地上で 

天地 逆に置き 艤装後 反転作業を行う また 総組

という概念もある 後述

 

そのためには 正確な船殻図と 正確な 艤装図を つくり

艤装品物自身の、また 取付作業の 精度が 高くなるような 努力が 必要である   

 

  精度管理     ACCURACY CONTROL

 

これが 日本人によって 舶用工業 リーダーである 造船会社の 指導者 職員 大学の先生を 含めて 努力してきた   先生の教え子 が いることが 需要だった

 

 

造船学会   鋼船工作法委員会  

作業標準をつくる各作業部会 あと 懇親会 

 

鋼材開発   JIS制定 (日本工業規格 舶用品)

 

JSQS(Japanese Shipbuilding Standard)策定

 

出版物発行  等も 各社で自由意見交換していた

 

 

現在 これらの 日本の 基準 標準が 世界、 アジアの標準として 連日 各造船所で 使用されている

 

 

 

また造船業界は  戦争で敗北し 全国に散らばった 海軍出身の関係者同士の「日本の海運 造船の 再興を目指す」ための努力の一致で 会社間の 技術の 開放は 他の業界に見られないものがあった

 

私自身も 国内 大手のほとんどの 造船所は 見学させてもらい 新技術導入時は 見学指導を受けた

 

例 酸素プラズマ切断機

  大型船(L 300m)の 接合工事

  鉄製ボール進水

  CO2溶接 導入

  NC 板切断  NC管曲げ

  ハッチカバー組立 歪取  など

 

 

艤装図

 

まず 各機器 装置の 取付配置図

 

各機器装置を動かす 電気 水 油など の エネルギー供給 などは 電線 配管で 出入りが結合されており 

その図面を 装置図 と 称している

 

 

 

また 各機器などは 船に持ち込む前に

地上試験を行って 性能を確認試験を行う

 

特に 主機の 運転が 重要である

 

 

このようにして 船体 艤装の 工事の

準備を 基本構想時から 準備して

大日程を 決めてゆく

 

 

波 が 好きである

 

一瞬たりとも 静止しない 波

 

2024.04.07     pedra-oishi