歯が真っ黒になる、むし歯の進行止めを塗った。



というお話、きいたことがあるかた、いらっしゃるのではないでしょうか。




このお薬、サホライド(フッ化ジアミン銀)という名前です。



実はわたくし、このお薬は前時代の遺物で、もう日本では殆ど使われていない、と学生の頃には思っていました。




いえいえ、まだまだ健在です。



むし歯って、真っ黒!!!


というイメージがありますが、真っ黒なむし歯には、実はこのお薬が塗られているのです。



本当のむし歯の色は、白く濁った色~黄色~茶色です。


歯の内側で進行すると、ちょっと内側が黒っぽく透けて見えたりします。






サホライドは、黒くなってしまうため、基本的には乳歯にしか用いません。


そして、教科書では臼歯(奥歯)に使うと書いてあったような、なかったような気がしますが、実際には前歯にもよく塗られています。



このお薬、予防の薬ではなく、進行止めです。




作用機序は置いておいて、このお薬を使うと、小さい虫歯であれば、進行は止まるので、塗ってから毎日毎日黒光りするまでしっかり磨けば、そこからは進行しません。



しかし。


歯髄(歯の中にある神経と血管の固まり)の近くまで進行したような大きなむし歯に塗ってしまうと、神経を残すのが難しくなります。

(とっても強いお薬なので、神経がお薬に負けて炎症を起こすことがあります。)


もしくは、「進行しないんでしょ~」と安心して、歯磨きをせずに、また甘~い生活を続けていると、やっぱり神経を残せなくなります。




サホライドを塗った後は、ハミガキをしっかりして下さいね~。


人は歯のためのみに生きるに在らず。


ですので、子どもの育成を妨げるような糖質コントロールには賛成できません。



お友だちがジュースをくれたのに断る。

うちの子はお菓子食べませんから!!!とみんなが美味しく食べているお菓子を否定する。

みんながしている買い食いを厳しく規制する。

お兄ちゃんは甘いものを食べているのに、下の子にはあげない。



などは、心身の育成を損なう可能性があると思います。


そんなに無理しなくていいのです。

毎日じゃなければ。



お友だちからもらうジュースはかわす必要ありません。

ご自宅にはジュース置かないで下さい。







今日はお友だちと甘いもの食べちゃったから、歯磨きしっかりして、夜はフルーツ食べよう。とかでいいと思います。




うちの子、おばあちゃんに預けると、物すごいプラーク量で帰されます。

楽しい生活してるんだろうな。。。。


(そして、お母さんは絶対くれないお菓子を買ってくれた!などと正直に自慢してくれます。そこから母とのバトルが勃発することはご想像の通り♪)

小児の予防をしっかりして、虫歯が減れば、将来的な医療費はかなり減ると思います。


なにせ、最初に虫歯が出来るのは、15歳くらいまで。

その後は、よっぽど毎日乳酸飲料やイオン飲料を飲み続けたりという人でないと、普通にしていたらそんなにはできません。



次に虫歯になるのは、歯周病が進行して、根っこの柔らかい部分が口の中に露出した時です。




どうして、小児の予防に予算出してくれないの~!!!



歯磨き指導だって、ちゃんと保険点数を換算してくれれば、みんなやるのに。。。



ブログは無料なので、この記事で少しでも虫歯の予防が出来ることを祈ります。