今回は私が一番好きなロードバイクを紹介します。
トマジーニの「シンテシー」というロードバイクです。
トマジーニはイタリアの老舗ブランド。
「シンテシー」は、クロモリという材質で作られた車体です。
クロモリとは→http://goo.gl/tGrgC
クロモリの「シンテシー」は、
最新のカーボンやアルミのロードバイクに比べ、
軽くもなく、速く走る設計ではありません。
なのになぜ、「シンテシー」が好きなのか・・・
私が感じる「シンテシー」の魅力。
フロントフォークのカーブの美しさ。
クロモリだからこそできる、細身のスタイル。
イタリアのセンスだからこそ輝く、美しい配色と塗装。
熟練した職人だからこそできる、美しいラグワーク。
ラグワークとは→http://goo.gl/moeVk
乗るためだけの道具としてだけではなく、
鑑賞物としても十分な美しさも持ち合わせています。
でも、「シンテシー」の魅力は美しさだけではありません。
「シンテシー」の本質的な魅力は、
「トマジーニ」というブランドの姿勢から感じることができます。
トマジーニは溶接から塗装まで自社工場で行うという、
昔ながらの自転車工房のスタイルで自転車作りを続けています。
トマジーニの事業は小規模な分、
株主や親会社に振り回されることなく、
自分たちの姿勢を貫くことができるのです。
トマジーニの基本姿勢は、
しっかりとしたものを作り、
信頼できる販売店を通して、
しっかりとユーザーの手元に届けること。
自分たちのブランドの特徴と価値を守ることで、
本当の意味でユーザーを大切にしているのです。
今時あまりみかけない、貴重な存在のブランドです。
トマジーニが作り出すロードバイクが素敵なのは、
そんな姿勢が関係していることに間違いありません。
ただ、ただ、変わらないスタイルで、ユーザーを一番に考える。
私はそんなトマジーニに魅力と価値を感じます。
トマジーニのクロモリロードは、
新品で手に入る価値あるヴィンテージバイクです。
もし、今、
あなたや私がトマジーニのクロモリフレームを手にしたなら・・・
10年後、20年後も、色褪せない価値と魅力を、
かたくなに守ってくれているはずです。
PS.
☆本日のよさげなもの
バードクリップ 価格:1,050円