5月25日(月)、神奈川県に出ていた緊急事態宣言が解除されました。
その解除を受けて、私がまずしたことは、”町内会活動の再開”でした。
町会の活動は、1年間のうち、4月に何するか、5月に何するか、いちおう決まっています。
たとえば、4月には、昨年度の会計監査をして、総会にて決算報告したりします。
5月には、例年ですと、日赤募金の集金だったり、町会支部から負担金を集めたりしています。
負担金集めについては、例年、役員会を開いて、納めてくださいとお願いしていますので、
役員会を開催しなきゃいけない、となります。
なので、私は、役員会を開催する会場の確保をしました。
今まで役員会や理事会を開催していた町会会館は、すでに区画整理で建物が無くなっているので、
近くの福祉施設の会議室を確保しました。
福祉施設も、緊急事態宣言解除明け、初めての貸し出しということで、
コロナ対策として何をしたらよいか、マニュアルが出来ていませんでした。
急いでマニュアルを作ってくれて、「換気を十分にとること。利用後は、床清掃をして、机、椅子の消毒をすること。消毒道具は持参すること」となりました。
町会役員は、会長、各支部の代表(副会長)、および、会計、庶務、監事の三役で、合計10人います。
私は庶務として、会長さんや会計さんに、話しあいたい議題を聞いて回ったり、
参加者への案内チラシを作成して、会長に確認を取り、
OKが取れたら、人数分コピーして、役員の家のポストに入れました。
役員の中にも、区画整理の影響で、仮住まいに引っ越している人が何人かいます。
引っ越しても同じ川崎市内なら電話番号は変わっていないので、電話して場所を聞いたり、
近所の酒屋さんに場所を聞いたりして、それぞれの家を回りました。
※酒屋さんは、配達で近所を回るので、誰の家がどこにあるか全部知っています。
酒屋さんの主人は不在でしたが、いつも配達している息子(私と同じ町会青年部なので顔見知り)が
優しく道順を教えてくれました。
町会の理事会に出席している人たち(全員男性)には、私の顔は知られていますが、
ふだん家にいることが多い女性陣には、まだ私の顔は知られていませんので、
案内をポストに入れる時に、「どちらさまですか?」と聞かれたこともありました。
「町会の○○です。役員会の案内をお持ちしましたー」と言うと、
「こんな若い人が町会のことをやってるんだね、感心だねぇ」と言われ、
「全然若くないですよー(笑)」と笑いあったりしました。
私が町会の仕事をお手伝いするようになって、3、4年目ですので、
女性陣とは、町内でお祭りとかイベントがあるとき(1年に数回)しか交流がないので、
私の顔が知られていないのも、仕方ありません。
今後は、家を訪問することも増えるでしょうし、女性陣にも徐々に顔が知られていくようになるでしょう。
そもそも、私が町会の仕事を手伝っているのは、”ご近所ネットワーク”を有効に生かしたいためです。
町内会も、高齢化が進んできており、このままでは支える人が誰もいなくなり、何も機能しなくなります。
それに登戸では区画整理が進んでおり、近所に住んでいた人が、一時的にしろ、少し離れた場所に住んでいたりします。
さらにコロナ感染拡大で、人と接することが難しくなってきています。
こんな時だからこそ、”ご近所ネットワークで支えあうこと”が必要だと思っています。
「どちらさまですか?」と話しかけてきた女性、なぜか嬉しそうな顔をしていました。
私の勝手な想像ですが、コロナの影響で、人が訪ねてくるなんて、久しぶりだったのではないでしょうか。
ご近所づきあいは、顔と顔が見える関係です。
マスクをしていたけど、「近所の人が訪ねてきてくれたので嬉しい」、そんな気がします。