5月4日22時過ぎ、ひさしぶりに緊急地震速報が鳴りました。

最近では、携帯電話やスマホでも鳴るようになっていますので、関東に住んでいる方や、NHKを見ていた全国の方はびっくりされたと思います。

 

私は普段使っているノートパソコンに、ウェザーニューズの「The Last 10 second」をインストールしているので、パソコンでも、警告音が鳴り、「到着まで○秒」とカウントダウンがポップアップされる様になっています。

これは、後述する「高度利用者向け」の「緊急地震速報」を受信しているから、このような地図やカウントダウンが表示できるのです。

 

携帯電話などでは、「大きな揺れ」と表記されて、震度いくつの揺れが来ると予測されたか、あと何秒で揺れるかはわからないようになっています。

これは、携帯電話に流れるエリアメールは、「一般向け」の「緊急地震速報」を基に、制御しているからです。

 

緊急地震速報は、実際に発生した地震の揺れから、予測するシステムです。

緊急地震速報には、「一般向け」と「高度利用者向け」の2種類がありますが、

一般向けは、情報が少なく、最大震度5弱以上と予測された場合に、地震の発生時刻、震源の推定値、震央の地名、震度4以上を予測した地域名が通知されます。

携帯電話やテレビやラジオ等では、こちらの一般向けを受信して表示しています。

NHKは全国どこの地震でも流しますが、民放テレビやラジオ、携帯電話などは、その地方だけ流しています。

 

高度利用者向けは、情報量が多く、気象庁の多機能型地震計の1つ以上の観測点においてP波またはS波の振幅が100ガル以上となるか、もしくは解析によりマグニチュード3.5以上または最大震度3以上と予測される場合に、地震の発生時刻、震源の推定値が通知されます。

 

このため、高度利用者向けは、第1報、第2報、第3報・・・とたくさん通知されますが、

一般向けは、第1報だけ通知されることが多いです。

 

緊急地震速報の詳細は、気象庁のホームページで公開されています。

今回の地震は、↓こんな感じです。

これによると、地震波検知から4秒後の第1報で、最大震度5弱 茨城県南部、震度4程度 千葉県北東部、千葉県南部、千葉県北西部、茨城県北部、東京都23区、神奈川県東部、埼玉県南部、埼玉県北部、栃木県南部 と予測されたため、これらの地方に、一般向けの緊急地震速報が発せられていることがわかります。

 

最終的に、高度利用者向け第13報では、震度4程度 千葉県北東部、茨城県南部、千葉県北西部、茨城県北部、埼玉県南部に訂正されています。

 

訂正されて条件から外れたとしても、一度出た一般向けの緊急地震速報は、取り消されることはほとんどありません。

これは、緊急地震速報は、速報性を重視しているため、「予測に多少の誤差があっても、地震が来ることは間違いないため、とりあえず発表しちゃえ!」という方針になっているからです。

 

「The Last 10 second」の画面でも、自宅の予測震度2となっていて、大きな揺れではないことがわかっていました。

実際には、私の住んでいる登戸は、震度1でした。

 

今回は、緊急地震速報の予測が外れて、全然問題ありませんでしたが、

いつ大きな地震が来ても大丈夫な様に、備えておきたいなぁ、と思いました。