2/5夜、私の住んでいる町内会で、理事会が開催されました。

理事会は、通常月1回開催されていますが、1月はいつも開催しないので、久しぶりになります。

この理事会で、ようやく「来年度の役員をどうするか?」を、議題にあげてもらいました。

 

うちの町会長は、アルツハイマー型認知症ですが、ずっと町会長を続けていました。

昨年も町会長をどうするか理事会で検討したのですが、誰も立候補する人がおらず、続投してもらっていました。

昨年夏ごろから、町会長の奥様から、「もう無理です。いい加減、辞めさせてほしい」と頼まれていて、ずっと前から議題にあげてほしいと要望していました。

 

私の住んでいる登戸は区画整理が行われており、町会長も仮換地に仮の住居を建てて、前の家は今月から取り壊しが始まりました。

町会長は仮の家を見て、「ここは俺のうちじゃない」と言って、家族を困らせているそうです。

※町会長は、私のすすめで、判断能力があるうちに息子さんを代理人として立てたので、息子さんが契約をしたはずです。

 

今回の理事会では、町会長は欠席でした。

すでに町会長は、会場まで道順がわからなくなっていますので、奥様のサポートが必要です。

奥様は、出席するとまた来年度も会長を頼まれると思ったのでしょう。欠席することを選びました。

 

会社は定年があるので、定年になると次の人に交代していきますが、

町内会には定年はありませんので、同じ人がずっと続く場合が多いのです。

今回の理事会でも、誰も手を挙げる人はいませんでした。

「(司会をしていた)副会長はどうなの?」と聞く人がいましたが、「私も歳なので(78歳)なので、引退しようと思ってる」と言い、拒否しました。

 

私は議論を促すために、

「今の会長は、どうやって選ばれたのでしょうか?」(同じようにすればいいんじゃ?)とか、

「町会の会則では、理事の互選で会長を選ぶとなっていますので、来年度の理事の中から選んではどうでしょうか?」と意見を言いました。

そうすると、

「来年度から新しく理事になった人が、いきなり会長になることはあり得ないから、やっぱり今ここにいる理事の中から選ぶことになるんじゃないか」とか、

「こうやって待っていても誰もいないのだから、役員会で相談して、会長を推薦してくれ。そうしてくれれば、理事会で承認するから。」という、意見が出ました。

 

そこで司会の副会長が、

「それでは、2月末に役員会を開催するので、その時に(支部ごとの)来年度の理事の名簿を出してください。その役員会で、来年度の会長を決めることにします。」といったので、

理事の中から「それで、いいよ」という声があがりました。

そこで私は「日付決めちゃいましょう。いつにしましょうか?」と促して、役員会の日程が決まりました。

 

本当は今の会長が、「次の会長は○○さんにお願いしたい」と指名するのがいいと思いますが、そういうことができる状態じゃないのでしょう。

町会によっては、会長という地位・名誉にこだわる人がいれば、ずっとその人に任せているところもあるでしょう。

でも誰かに交代する時期が必ずやってきます。

生きているうちに交代したら、困った時、前任者に聞くことができますが、亡くなって交代したら聞くことができません。

いつ交代しても大丈夫な様に、担当者を二人つけるなど、属人化しない仕組みが必要だと思います。