↑10/13(日) 13:50頃の登戸付近の多摩川の様子。鉄橋は小田急線です。

 水たまりがたくさんできているところが、バーベキューとかよくやっている河原です。

 下半分にも泥があるので、下半分の遊歩道にも泥水が来ていたのでしょう。

 堤防のてっぺんまであと数mというところでした。

 

日本中に甚大な被害を出した「台風19号」、私の住んでいる川崎市も例外ではありませんでした。

私が特に心配していたのは、多摩川が溢れてしまわないか、でした。

 

この日(10/12)は、1日に何回もエリアメールが来ました。

10/12(土) 10:00 エリアメール(土砂災害警戒区域に避難勧告)

同 10:01 エリアメール(浸水想定区域に避難勧告)

 

実は私の住んでいるところも、浸水想定区域です。

多摩川とは、何百mも離れており、その間に南武線の線路(堤防になる?)もあります。

さらに、私はマンションの4階なので、あまり心配はしていません。

 

同 15:30 東京、神奈川、埼玉、長野、山梨、静岡、群馬に大雨特別警報

同 16:16 エリアメール 調布市石原で氾濫危険水位に到達。河川氾濫のおそれ。

同 17:00 エリアメール 大田区田園調布付近で氾濫危険水位に到達。河川氾濫のおそれ。

同 17:50 エリアメール 川崎市内の洪水浸水想定区域に避難指示(緊急)が発令。

同 22:50 エリアメール 世田谷区玉川(左岸)で河川氾濫発生。

このエリアメール、川崎市にいる人に全員に配信しているらしく、対岸の調布や世田谷の情報も流れています。

 

私はこのとき、ずっと多摩川の様子を、京浜河川事務所のライブカメラで見ていました。

しかし、22:50以降はアクセス集中したのか、見れなくなってしまいました。

それ以降は、Yahoo! 災害情報の河川の水位で多摩川の水位を見ていました。

 

夜が明けると、被害が明らかになってきました。

調布市染地の多摩川住宅周辺の道路は泥だらけの状態、

世田谷区喜多見にある警視庁の白バイ練習場では、浸水して泥だらけ、

二子玉川駅近くの土手のすぐ横の住宅地では、住民が総出で泥かき作業をしていたり、

下野毛の第三京浜道路の高架下では泥が堆積して、道が使えない状態だったり、

武蔵小杉駅周辺では、泥だらけの道路になり、駅前のガード下は通行止めになっていて、警察も出動して、駅前は騒然とした雰囲気になっていたそうです。

 

武蔵小杉駅は、多摩川から800mぐらい離れていますし、

河川氾濫情報があった二子玉川とは、3km以上離れています。

どうして武蔵小杉駅周辺が水没してしまったのかは、誰か取材してニュースにしてくれることを期待しますが、住みたい街ランキング上位にいた「武蔵小杉」の評判は、今後は下がってしまうかもしれないですね。

きっと今後は、水害対策が何か実施されることでしょう。

 

登戸周辺は、運よく浸水被害は出ていない様です。

対岸の狛江は、民家が流された1974年9月の多摩川水害が起きた場所なので、何か対策をしていたのかもしれません。

 

うちの町会には70歳以上の高齢者が200名以上いますので、
もし登戸で浸水したら甚大な被害が出ていたことでしょう。
その時に自分に何ができるのか、今回は改めて考える機会になりました。



2019/10/15追記

10/14放送の報道ステーションによると、武蔵小杉周辺の浸水被害の原因は、下水道が逆流したためと考えられる、と報じていました。

もし、これが事実なら、即刻、下水を多摩川に流すのはやめていただきたいです。

きれいな水に処理してから流しているなら、逆流は処理施設で止まるはずです。

処理せずに下水を垂れ流しているのではないでしょうか。きれいな多摩川を汚すな!!