先週、入院していた義父が急逝しました。ほんと突然のことでした。
元々治療の副作用として出血しやすい状態だったらしく、鼻出血により、片肺が機能停止、そのまま亡くなりました。
お義母さんは、かなりショックを受けており、軽度認知症のような記憶障害を発症しています。
そこで私は3年前実父を看取った経験から、最低やっておきたいこととして、3点、お義母さんと相方に、アドバイスしました。
それは、”お金”、”写真”、”名義変更”です。
葬儀をあげるには”お金”が必要です。
新聞に死亡広告を載せちゃうと、読んだ銀行員が本人の口座を凍結してしまいますので、
凍結される前に、まとまったお金をおろしておく必要があります。
”写真”は、遺影写真のことです。
ずっと残るものですし、飾っておくものなので、本人らしい、にこやかに微笑んでいる写真を選びました。
葬儀会社さんに、写真のデータまたはプリントしたものを渡すと、背景を消してくれたり、映っている他の人を消したりしてくれます。
本当なら、本人が生きているうちに、写真を撮っておき、本人に選んでもらうのが良いと思います。
”名義変更”とは、電気、ガス、水道、電話、NHK、新聞、携帯電話などの料金の自動引き落としの変更をすることです。
銀行にバレなければ口座は凍結されませんが、もし凍結されても大丈夫なように、義父から義母の口座に変更します。
義父名義の介護保険、後期高齢者保険についても停止の手続きが必要となります。
また、年金についても、義父の年金受給停止の手続き、未受給分を義母の口座へ振り込んでもらう手続き、遺族年金開始の手続きが必要です。
これらはすべて、おそらく葬儀が終わってから、1つ1つ手続きをしていくことになりますので、
思いついたものをノートに記載しておいたほうがよい、とアドバイスしました。
義父の銀行口座については、相続財産となりますので、遺書があるなら遺書の内容に沿った形で、
遺書がないなら、相続人同士で、どのように分割するかを決めて(遺産分割協議)、その内容に沿った形で合意して(実印を押して)、
やっと銀行口座の凍結が解除されます。
お義母さんは高齢なので、子どもたちがサポートする必要があります。
私は相続人ではないので、口出しはしませんが、
葬儀の時までに必要なものや、葬儀後にやることなどは、覚えているので、
そういう面でサポートしていけたらいいな、と思います。