最近、日本ボクシング協会を告発したとして、山根元会長をよくニュースで見かけます。
日本協会の会長と理事を辞任してからは、関西協会の会長と奈良県会長は辞任していないので、なんとかという大会に出席するとか、しないとか。
一方、徳島県の阿波踊りに関して、主催者側である徳島市長と、振興協会の理事長との対立がニュースを賑わっています。
徳島市長は選挙で選ばれていますが、その他の会長さんや理事長さんは、どうやって選ばれているんでしょうか?
多くの場合、役員や理事などの互選だと思います。
会長になるには、名誉なことですが、町内会には、そういう職につきたい人と、つきたくない人がいます。
町内会はほとんど男社会です。男性の中にもそういう職につきたい人と、つきたくない人がいます。
女性は、そういう職につきたくない人がほとんどではないでしょうか。
もし、つきたい人が1人いれば、その人にすべて任せて、”終身会長”になるでしょう。
もし、つきたい人が2人以上いれば、派閥が出来て、対立ができます。
もし、つきたい人が誰もいなければ、気の弱い人に押し付けて、”名前だけ会長”がうまれるでしょう。
その”名前だけ会長”は、任期満了すればやめるので、次の世代に変わっていきます。
どんどん変わっていくということは、良い面もあり悪い面もあります。
山根元会長は、奈良県の会長 兼 関西支部の会長でもあるので、だんだんのし上がっていったのでしょう。
どこにでも、山根元会長のような人は居るのではないでしょうか。
「よっ、社長!」「よっ、会長!」と呼ばれれば、本人はさぞかし気分の良いことでしょう。
うちのマンションにも、過去に町内会の行事を手伝った人、Mさん(仮名)がいました。
Mさんは、仕事では上場企業の役員をされていたそうで、PTA会長もやったことがある人だそうです。
でも私はその人を見たことがありません。その方は、マンション総会にも出たことがないからです。
私の想像ですが、その方も、「職につきたい人」だったのではないでしょうか。
(うちのマンションの理事や理事長は、輪番制で任期があるので、”終身理事長”にはなれません)
町内会は、生まれた時から地元に住んでいる人たちを中心に運営されていますので、
10数年前にマンションで引っ越してきた人とは、歴史が違いすぎます。
Mさんは、町内会でトップになれる可能性がないと判断して、手伝うのをやめたのかもしれません。
私が町内会の手伝いをしているのは、職につきたいからではありません。
”たすけあい”の基本が、町内会にあると思うからです。
町内会では、高齢者世代も、働き盛り世代も、子育て世代も、子供世代も共通して楽しむことができるお祭りや盆踊りなどの、イベントを開催しています。
異なる世代が交流するためには、きっかけとして”場”が必要です。
その”場”として、お祭りなどがあるのです。
でも、どこの町内会でもそうだと思いますが、高齢化が進んでいます。
うちの町内会でも役員をしているのは、70代、80代の方々です。(戦後のベビーブーム世代)
その人たちは、もう10年以上前から役員をやっています。
その下の年齢層(50代、60代)は人が少なく、上が元気だからと問題を先送りし、上の世代に押し付けてきたのです。
私は今年4月から町内会の理事になりましたので、毎月の理事会にも参加しています。
理事会では、80代の人が司会をしているので、議事がゆっくり流れたり、ときどき止まります。
そうすると下の年齢層からツッコミがはいりますので、見ている私は、なんだか可哀想になってきます。
あなたの目標は?ともし今聞かれたら、
・町内で、みんなからの信頼を得て、私の顔を名前を覚えてくれること
・うちのマンションから私以外に、町内会で手伝ってくれる人が増えること
・町内で何か困ったことがあったとき、町内みんなで助け合うことができること
です。