昨日(2/17)、私が所属している地元市民後見団体で、土曜かふぇ(学習会)がありました。
今回の土曜かふぇ(学習会)のテーマは、「認知症になる前のやるべき8つのこと~両親同時介護経験者が語る~」でした。
講師は、行政書士の雪渕 雄一さんです。

雪渕さんとは、ブログを通じて知り合いました。
最初は、成年後見の話に「いいね」したり、徐々にコメントするようにもなりました。

雪渕さんは同じ川崎市内にいるので、いつか交流する機会もあるかも、ぐらいにしか、思っていなかったのですが、
プロフィールを見て、IT関係の仕事をしていた、介護を経験している、法律・相続・成年後見にも詳しい、といった共通点がいくつかあり、とても身近に感じていました。
この人に経験を話してもらったら、我々も勉強になること間違いないし、今回お話してほしいと私からお願いしました。

体験した人のお話は、心にしみます。机上で勉強しただけの人とは違い、説得力があります。
雪渕さんの資料は、単なる体験した話だけでなく、こういうことがあるので、〇〇してくださいと、論理的に構成されており、明確です。

約1年前、うちの団体で私が「親が認知症になって私が行なった事~遠距離介護の記録~」をお話ししましたが、
私の資料の構成と、雪渕さんの資料の構成が似ています。偶然ですが。

今回、副産物がありました。
雪渕さんのお話しが聞けるということで、「こがも会」の人たちがたくさん来てくれました。
こがも会は、川崎市宮前区で活動している、介護経験をもつ女性ファイナンシャルプランナー中心の団体です。
こがも会の中には、川崎市市民後見人もいるので、うちの会員と顔なじみの人もいます。

土曜かふぇ(学習会)のあとに、突然ですが、雪渕さん、こがも会の皆さん、うちの会での交流会をすることになりました。
自己紹介から始まり、お互いの活動内容、認知症かふぇの話、成年後見の話、お金の話といろんな話ができました。
私からは、私の遠距離介護の話、成年後見の報酬の金額、後見制度支援信託の話、欠格条項を削除されようとしている話、まちカツ!で私が団体の紹介をした話をしました。

まちカツで私はこんな紹介をしました。
「法律や制度というのは、弱い人の味方とは限りません。知っている人の味方です。
 知らないでいると、損することもあります。
 認知症の方を支援する「成年後見制度」、すばらしい制度ですが、デメリットもあります。
 うちの団体では、月一回学習会を開いています。一緒に勉強しましょう!」

その効果があった訳ではありませんが、今回たくさんの人が集まりました。
1人で勉強していたのではどうしても限界がありますので、私はこの団体に入りました。
月1回勉強会を開いていますが、いつも同じメンバーでは飽きてきますし、モチベーションが下がってきます。
異業種の団体と交流することは、教える事だけでなく教えられることがたくさんあります。
相手は、ふだんこんなことを考えているんだという事がわかります。

そもそも私はIT業界で働いていますので、こういう団体で活動していること自体、毎月、異業種交流しているようなものです。
ボランティア活動している人たちは、その活動で儲けようと考えていませんので、メリットだけでなく、デメリットも教えてくれます。

うちの団体の知名度はいまいちなので、宣伝してもなかなか人が集まらないことが多いです。
でも、雪渕さんのような人気者を呼ぶと、こがも会の人たちが聞きに来てくれた。
きっと今後、雪渕さんやこがも会の人たちと、ときどきコラボして活動していくことになるでしょう。

私が所属している市民後見団体は、いい方向に変わってきている、何かいいことが起こりそうだ。
そんな予感がした1日でした。