(理化学研究所プレスリリースより)
理化学研究所は、アルツハイマー病モデルマウスの失われた記憶を、光遺伝学を用いて人為的に復元することに成功し、このモデルマウスで記憶を思い出せなくなるメカニズムの一端を解明した、と発表した。

アルツハイマー病は物忘れなどの記憶障害から始まり、徐々に認知機能が低下する病気です。この病気では、海馬の異常が記憶障害を起こす可能性が指摘されていました。しかし記憶障害の原因が、記憶を新しく形成(記憶の記銘・保持)できないためなのか、それとも形成された記憶を正しく思い出す(想起)ことができないためなのか、そのメカニズムは不明でした。

研究チームはアルツハイマー型マウスを使った実験で、記憶を正常に作っているが、それを想起できていない可能性があり、神経細胞同士をつなぐシナプスを増強させると、記憶想起が正常化することを実証しました。


これは画期的な実験ですね。

アルツハイマー病の患者の記憶は失われているのではなく、思い出すことができないだけなのです。
将来、研究が進めば、記憶を取り出す仕組みが確立できればアルツハイマー病を治療できるようになるかもしれません。

僕が近い将来アルツハイマーになっても治療できる世の中になっていますように…♪